声優・女優の佐藤日向さんが選んだ「クリスマスに贈りたい絵本」は、忘れていた何かを取り戻せる1冊！

　TVアニメ『ラブライブ！サンシャイン!!』の出演をはじめ映像や舞台でも活躍中！ 「佐藤日向の＃砂糖図書館」も連載中で、無類の本好きという声優・女優の佐藤日向さんが選んだ絵本は？

信じる心を取り戻したい大人へ

　みなさんは、いくつまでサンタクロースを純粋な気持ちで信じていましたか？

　小学校の高学年にもなると「サンタクロースって実は親なんだよ」なんて話題になることは、もしかしたらクリスマスの定番なのかもしれません。

　それでも私はこの絵本があったから、今でもサンタクロースは本当にいると信じ続けることが出来ました。

　この絵本に広がる世界はとても幻想的で、羅列された言葉たちからはクリスマス特有の高揚感が伝わってきます。

　『急行「北極号」』は、大人になって改めて読むことで、忘れていた何かを取り戻せる、心から信じることの大切さを思い出させてくれる一冊です。

絵本『急行「北極号」』を手に取ったきかっけ

　この作品は『ポーラー・エクスプレス』という映画の原作でもあります。もしかしたら、映画のタイトルの方が、耳馴染みがあるかもしれないですね。

　当時6歳だった私はこの映画と出会い、初めてサントラを購入し、絵本の『急行「北極号」』を手に取りました。

　元々は村上春樹さんが翻訳されたものを読んでいましたが、今回の企画を機に英語版を読んでみたら、印象が変わりました。これも、大人になったからこその楽しみ方だと思います。

　この作品に出会った時から、私は毎年クリスマスに北極号を待ち続けています。クリスマスは、きっと誰にとっても、自分の行動次第で毎年新たな思い出が増える、特別な一日だと思います。

　作者の最後のメッセージにはこう書いてあります。

“There is a seat on the train for you”.

　貴方も急行 北極号に、この冬乗車してみてはいかがでしょう？

［Information］
〈舞台〉
・配信朗読劇「キャンドルストーリー」
　12月14日～20日　全12公演
　詳細はコチラ→　https://delight-act.com/candlestory/
〈イベント〉
・2月7日（日）「バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル2nd」
　Saint Snowとして出演
　詳細はコチラ→　https://fes.bn-ent.net/
〈レギュラーラジオ〉
・毎週月曜　響ラジオステーション「少女☆歌劇ラジオスタァライト」
・隔週月曜　音泉ラジオ「佐藤日向・小泉萌香のバトってダイナソー☆」