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月の満ち欠け

月の満ち欠け

月の満ち欠け

作家
佐藤正午
出版社
岩波書店
発売日
2017-04-06
ISBN
9784000014083
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「月の満ち欠け」のおすすめレビュー

大泉洋・柴咲コウ・有村架純・目黒蓮(SnowMan)が共演! 映画『月の満ち欠け』の胸キュンポイントを原作小説から見る

『月の満ち欠け』(佐藤正午/岩波書店)

※この記事は作品のネタバレ・内容を含みます。ご注意の上お読みください。  大泉洋さんが主演、有村架純さん、目黒蓮さん(SnowMan)、柴咲コウさんが共演することで話題を集める映画『月の満ち欠け』が12月に公開されます。特に目黒蓮さんは10月からNHKの朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』とフジテレビ系ドラマ『silent』が放送スタート、来年にも映画が公開予定と、今まさに注目が集まりつつある存在。目黒さん演じる三角哲彦と有村さん演じる正木瑠璃の許されざる恋、そしてその後の顛末に注目している方も多いのではないでしょうか。そんな映画の原作であり、直木賞受賞作でもある佐藤正午さんの同名の原作小説『月の満ち欠け』(佐藤正午/岩波書店)の見どころとキュンとしてしまうポイントを紹介していきます。

初めての恋人へ向ける、純粋な愛  時系列順に考えると、本作の始まりは大学生・三角哲彦の純粋な恋心。大学進学を機に上京してきた三角は、アルバイト先のビデオ店で偶然正木瑠璃と出会います。出会った瞬間から瑠璃のことが気になる三角ですが、…

2022/9/26

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月の満ち欠け / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

直木賞候補になってから、図書館に予約したので、ようやく読めました。本書受賞作がオーラスとなり、第157回直木賞候補作全5作コンプリートです。複雑に絡み合う輪廻転生のスピリチュアル・ラブ・ストーリー、佐藤正午のMyBest、直木賞受賞も納得です。今年のBEST20候補にランクインしました。

2017/11/03

ウッディ

愛する哲彦ともう一度巡り会うため、月の満ち欠けのように何度も生まれ変わる瑠璃。自分の娘がそんな前世の想いを秘めた女性だったら、父親の視点から徐々に明らかになってゆく真相。切なさを描いただけの物語ではなく、深みを持たせているのは、幾つかの伏線がキッチリ回収され、堅と梢のもう1つの生まれ変わりのストーリーが仕込まれていたからで、一気に読ませる面白さはありました。ただ、自分の娘が、家族として過ごした思い出より、前世の恋人に気持ちを持ち続ける不条理さなど、生理的には微妙な話でした。

2018/07/08

鉄之助

「瑠璃も玻璃も照らせば光る」。呪文めいたこの言葉に、導かれるように複数の物語が織りなす壮大なドラマだった。輪廻転生。私も「生命は生まれ変わる」説を信じているが、一気に読んでしまった読後感は、「不思議」。それまでエリートコースまっしぐら「べた凪の人生」だった正木竜之介が、人の世のはかなさに直面する。参考文献に上げられている『前世を記憶する子どもたち』も読んでみたくなった。

2022/12/03

bunmei

「月のように。いちど欠けた月がもういちど満ちるように…そしてあなたの前に」そんな輪廻転生をテーマに、3人の男と1人の少女・瑠璃を巡る物語。30余年もの時空を超えたファンタジーであり、ピュアな恋愛物語。それぞれの登場人物が営む愛おしい日々が交錯する中で、紡いでいく愛の奇蹟にが描かれています。一方で、彷徨える瑠璃の魂が乗り移る小学生の女の子と中年男という設定には、チョット違和感を感じ、正木の堕落振りや歪んだ愛には辟易感もありました。登場人物や時系列がやや分かりにくく、何度か読み返しながらの完読でした。

2017/09/01

うっちー

こんなことがあると思うと会いたい人は何人かいます

2017/09/24

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