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さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)

さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)

さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)

作家
アーシュラ・K・ル=グウィン
ゲイル・ギャラティ
Ursula K. Le Guin
清水真砂子
出版社
岩波書店
発売日
2009-02-17
ISBN
9784001145908
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さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫) / 感想・レビュー

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たつや

初老?になった大賢人ゲドのもとにアレンと名乗る一人に青年が現れる。アレンは古い国の王子だった。王からの伝言を預かりやって来たのだ。市民は土地を奪い合い戦争を繰り返し、金に目がくらみ醜く生きている。人間の醜さを描き魔法使いというファンタジー要素を壮大な物語に折り込み、「生は死の中にこそあるもの」というテーマを語りかけてくる。ジブリの映画をちゃんと観ていないので違いは不明ですが、原作本は実にジブリ的な雰囲気が強く出てます。この巻のゲドはナウシカのユパ様をイメージして読んでいました。折り返しまで来ましたが、残り

2017/01/18

みや@桃色日和

魔法が衰えつつあり、死を望む人々が増えたことを憂いる王子アレンが、大賢人ゲドと共に旅をする第3巻。この巻がジブリ映画の原作だと聞いていたが、全然違う内容だったので驚いた。第一巻同様に様々な島を訪れ、冒険小説の雰囲気があって楽しい。周囲の島から始まり、次第に学院や海の民、竜にまでも闇がじわじわと迫ってくる恐怖感も良かった。青年特有の不安定に揺れるアレンの心情の変化に付いていけず、理解できない部分があったのは悔やまれる。ゲドの言葉「何かをすることのほうが何もしないでいることより、ずっと容易なんだ」が好き。

2017/09/30

きょちょ

1巻目では、主人公ゲドは少年、2巻目は青年、そしてこの3巻目では中年になっている。 「邪なるもの」が現れ、人間の魔力だけでなく、日々生きる気力さえも奪っていく。 ゲドは教え子の少年を携え退治に向かう。 1巻目同様竜が登場するが、この竜が何とも言えない良い味を出している。 この本は岩波少年文庫。 一人の人間の成長、人間の生と死というかなり哲学的なテーマなのだが、少年少女たちはこのテーマをどのようにとらえ読んだのだろうか、そこに興味がいく。 ★★★★

2020/10/02

Akihiro Nishio

まだ3巻目なのに、ゲドは初老の大賢者となっていて力を失いつつある。最初は辺境海域で魔法の力が失われたという報告があり、若者を連れて調査に出かけるが、徐々に海域全体から魔法の力が失われていくのを目撃。この世界の魔法は自然界の均衡を元に形成されているが、そこに永遠の命という概念を持ち込んで魔法を無力化するという話の骨格は理解できなかった。なぜ同伴した若者が王になるのかも。とにかく壮大な話ではある。まだ折り返し地点なのに精も根も尽き果てたように見えるゲドは、これから何をするのか?ヒロインは数行回想されたのみ。

2018/12/18

くくの

死を拒めば、生をも拒んだことになる。1巻で影、2巻で自由、そして、今回は生を扱っている。 エレス・アクベの腕輪が戻り、平和が訪れたはずの世界に今度は魔法と歌が失われていく。それは堅牢に守られたロークでも例外ではなかった。それを解決するため、ゲドとアレンは旅を始める。今までで一番ダイナミックに移動があり、アレンの心情の変化もあり、面白かった。ただ私は生にそこまで執着がないせいか、理解はできても共感できないとこがあった。でも、その共感できないとこに大切なものがある気がした。

2020/06/23

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