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私と言葉たち

私と言葉たち

私と言葉たち

作家
アーシュラ・K・ル=グウィン
谷垣 暁美
出版社
河出書房新社
発売日
2022-12-01
ISBN
9784309208725
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私と言葉たち / 感想・レビュー

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フム

図書館本。2000年から2016年までに書かれたエッセイや書評。以前に読んだ『暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて』より一年ほど前に出版されたものとのこと。特に書評が素晴らしかった。『高い城の男』『ソラリス』『タイムマシン』アトウッド『洪水の年』など。特に日頃あまり読まないSFが、彼女の手にかかるとなんとも奥深く、魅力的に思えて読みたくなってしまった。

2023/01/25

かもめ通信

原題は“Words Are My Matter”(2016)2000年~2016年の間に書かれたエッセイや書評の他、1994年の特別な1週間の日記が収録されている。いつ読んでも、どこから読んでもいい内容だけに、ひととおり読み終えるまでかなり時間が掛かった。最後のページまで目を通したとはいえ、通読するだけではもったいない濃さで、この先何度も読み返すことになりそうな1冊でもある。 

2023/07/31

Mc6ρ助

『レイアが犠牲になることと、この本の最後にケルヴィンが脆く不確かな救済を垣間見ること・・邪魔になる女性的な要素を排除され、宇宙がいま一度、純粋な、 「ジェンダーのない」――すなわち、男性的な――心に還元されて初めて、彼が救済を垣間見ることができる、ということなのだろうか?読者によっては、これがこの小説についての、もっとも心惹かれる問題――この小説が明示的に問う逆説的な問い以上に、心惹かれる問題だと思うかもしれない。(p230)』「ソラリスの陽のもとに」など知ってる本でないと面白くない不思議な書評の数々。

2023/02/27

NakaTaka

ル=グウィンさんと言えば、勿論ゲド戦記の著者。講演録やエッセイ、書評等をまとめた本。新聞書評で知り、読んだ。難しかった。でも、興味を持ったところから少しずつ読んだ。手元に置いて時間のある時に繰り返し読もう。

2023/04/08

ふみふみ

既読のディック、レム、ハクスリー、ウェルズなどの著書の評論を拾い読み、知見というか目新しい視点みたいなものはないです。そして、ルグウィンの小説は自分には合わないんですが、エッセーも合わないとは。スタイルなのかロジックなのか、その両方なんでしょうけど、原文をリスペクトしすぎな翻訳が更に難しくしている気がします。もっと意味だけ拾った意訳でもいいと思うんですけどね。

2023/08/05

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