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ベルリン1919 赤い水兵(上) (岩波少年文庫)

ベルリン1919 赤い水兵(上) (岩波少年文庫)

ベルリン1919 赤い水兵(上) (岩波少年文庫)

作家
クラウス・コルドン
酒寄進一
出版社
岩波書店
発売日
2020-02-16
ISBN
9784001146219
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ベルリン1919 赤い水兵(上) (岩波少年文庫) / 感想・レビュー

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ヘラジカ

詳細な感想は追って下巻に。前々から気になっていた作品だが、まさか岩波少年文庫のラインナップに入るとは。単行本の表紙からなんとなく『人生と運命』級の重い大作と勘違いして尻込みしていた。ちなみに原書改訂により邦訳も手直しが入っているらしい。

2020/02/16

しゃん

ドイツ革命(11月革命)というものを全く知らなかった。舞台は第一次世界大戦下でのベルリン。主人公は、ゲープハルト家の息子のヘレ13歳。戦争で片腕を失って父親が復員するあたりから物語が始まる。客観的に淡々と歴史がつづられるのではなく、ヘレの目線で当時の世相や事件が語られるだけに、描写が生き生きとしている。それにしても、ゲープハルト家とその周りの人たちの貧困と寒さは厳しい。また、親の思想や生活の違いで子供たちの友情にひびが入るあたりが痛々しい。

2020/09/14

呼戯人

中学生用に書かれた小説とは思えない迫真性、思想の深さ、描写力の高さにびっくりした。クラウス・コルドンという作者のことはまるで知らなかったが、この作品を読んで次々に続編も読んでみたくなった。第一次大戦に敗北するドイツ帝国の哀れな姿が、13歳の貧民街に住む少年ヘレの眼を通して描かれる。戦争で片腕を喪った父親、毎日、朝早くから工場へ勤めに出る母親、満足な食べ物も暖房もない部屋で過ごす兄弟たち。そして、そこに巻き起こるドイツ革命の嵐。虐げられ打ちひしがれた労働者たちが立ち上がる。1919年のベルリンを描く。

2020/03/28

ケイトKATE

第一次世界大戦終結とドイツ帝国崩壊のきっかけとなったドイツ革命について、主人公ヘレ少年を中心に描いた長編小説。本書は上下巻の大作であるが、10代の子どもたちを対象に書かれているから文体は平明で読みやすい。しかも、ヘレをはじめ、お父さん、お母さん、シュルテばあさん、水兵のハイナーとアルノなど登場人物がしっかりと描けているのと、当時のベルリンの街や人々の生活が詳しく書かれており、大人でも読み応えがある。(感想のつづきは下巻で)

2020/03/27

ぐみべあ

第一次世界大戦期のドイツを、十三歳の少年の視点から描く。皇帝を倒し社会主義国家を作ろうと、革命が始まる。貧困や病が蔓延したベルリンの一角で、主人公ヘレの両親もスパルタクス団の一員として革命にのめり込んでゆく。ヘレも「赤の息子」として学校で教師から痛めつけられるが、理不尽に対して立ち向かう。時代背景を子供にもわかるようにやさしく、臨場感をもって描いていて、スリルある少年の冒険譚でもある。主人公ヘレはまだ十三歳だが、大人扱いされているところがドイツっぽいなと思った。新しい古典になるのでは。続きが楽しみ。

2020/09/06

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