「ひきこもり」の30年を振り返る (岩波ブックレット 1081)
「ひきこもり」の30年を振り返る (岩波ブックレット 1081) / 感想・レビュー
n___syu.
「斜めからの支援」「〇〇の看板をおろす」治そうと思わない、それぞれの適応力がある、、深い。当事者目線でないと気付けないこと。
2023/09/07
みさと
1980年代後半から問題とされた不登校や、引き続いた「ひきこもり」に対して社会はどのような認識を持ってきたか。当事者(林恭子)、研究者(石川良子)、精神科医・臨床家(斎藤環)の三者が公開シンポジウムで語り合った記録。当初、不登校や「ひきこもり」は病気として治療の対象、根絶するべきものと考えられた。しかし、「ひきこもり」という病理が存在するわけではない。社会的偏見やスティグマ性が減れば、ひきこもる人の数はかなり少なくなるはず。いかなる支援と対応が望ましいのか。「ひきこもり」が何を世に投じているのかを論じる。
2023/10/11
ゴリラ爺さん
社会学者の石川良子、元当事者で「ひきこもりUX会議」発起人の林恭子、精神科医の斎藤環による立教大学でのシンポジウムを収録したブックレット。100ページに未満の小著ながら、90年代の不登校とスチューデントアパシーからひきこもりが剔抉されていく過程や、ゼロ年代の犯罪者予備軍言説とそれに対するカウンター、10年代の就労移行支援等、ひきこもりを考えるための前提が簡潔に纏められている。巻末に年表あり。鼎談も精神疾患、発達障害、ニート問題、毒親、行政施策等、ひきこもりに関する論点が網羅されていてよかった。
2024/02/20
星辺気楽
本人の弁が少ない。
2023/10/09
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