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蓼喰う虫 (岩波文庫 緑 55-1)

蓼喰う虫 (岩波文庫 緑 55-1)

蓼喰う虫 (岩波文庫 緑 55-1)

作家
谷崎潤一郎
小出 楢重
出版社
岩波書店
発売日
1985-09-17
ISBN
9784003105511
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蓼喰う虫 (岩波文庫 緑 55-1) / 感想・レビュー

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Happy Like a Honeybee

結局のところは、過去の絆を断ち切るだけではないのか。 婚姻関係について、谷崎氏が一石を投じた作品。 随所に女性への偏見が散見される。 女性とは神か玩具か。拝跪する存在か。 雪隠哲学と言う言葉は、現代では聞きなれない。

2018/03/05

ge_ha

互いに全く憎しみ合うことなく離婚を決意した夫婦。そのうえで、自分も妻も息子も傷つけず分かれることができるか、っていう、わがままな主人公の小説。途中、話の本筋とは違う、上方文化や人形浄瑠璃や日本家屋についての長く書かれた部分があり、「陰翳礼讃」読んでいたので、なるほど彼らしい、などと分かった風に読むことが出来た。ぼんやりしているところに余韻がある、そんな谷崎の考えや、その考えが文章にも表れていて、それが読んでて心地よくて、谷崎小説から抜け出せない。というわけで本筋とは関係ないところで楽しめた一冊でした。

2011/04/01

Yukiho Akechi

外国人娼婦を買っている夫と、夫公認で愛人をもつ妻が、如何にまわりを波立たせずに自然に離婚するか......というお話。谷崎が書く、大人の夫婦の冷めた関係の描写、夫が義父の愛人に惹かれていくところ、(夫婦の)子供がさりげなく気を使っているところなど、それぞれの場面が現代でも通じそうなほどリアルで、楽しく読めました。人形浄瑠璃のあたりも、情緒があってよいです。フィクションなんでしょうけど、谷崎の実際の夫婦生活も少なからず関係している気がぷんぷんします(嫁譲渡事件)。他、読みたかった谷崎作品色々読んでいきます。

2015/01/11

endend

何度目かの再読。何度読んでも面白い。不倫夫婦の別れ話がどうして面白いのか、不思議ですね。淡路島に人形芝居を見に行くあたりになると、もうページを繰る手が止まりません。お勤めの行きかえりに読むのですが、途中で本を閉じるのが惜しくて、何度も降りる駅を乗り過ごしました。そんな本が、時々あります。

2018/04/03

ユーミン

読後に谷崎の妻と親友の件を知りました... 男女関係のいろいろな形が、どれも否定的でなく描かれていてさらりと読める印象 挿し絵もキュートで、助けられつつ読みました

2011/09/21

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