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村上春樹は、むずかしい (岩波新書)

村上春樹は、むずかしい (岩波新書)

村上春樹は、むずかしい (岩波新書)

作家
加藤典洋
出版社
岩波書店
発売日
2015-12-19
ISBN
9784004315759
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村上春樹は、むずかしい (岩波新書) / 感想・レビュー

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みあ

私は村上春樹のファンという訳ではない。長編小説はほとんど読んでいるが、短編やエッセイはそれほど…。本書はハルキスト向けに書かれたのかもしれないが、門外漢が読んでも面白く頷くことしきりであった。彼の小説について分析し、深く考察されており、社会とのコミットメントで彼が示した変化を的確に捉えている。私は『世界の終わり…』と『ノルウェイの森』と『ねじまき鳥…』が好きなのだが、それぞれのテーマが少しずつ深化していく様子が分かる。個人的には村上春樹は社会と個人との関わりに問題提起と癒しを与えるから人気があると思う。

2020/04/07

アキ

2015年発刊なのでデビュー作から色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年までの評論。こうして小説を連なりで眺めてみると村上春樹がいかに時代と関わりながら変遷してきたかがよくわかる。初期・風の歌を聴けから前期・世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド、中期・ねじまき鳥クロニクル、後期・1Q84そして2009年の父の死と現在を、個(点)・対(横軸)・父と子(縦軸)という観点で論じる内容は、いくつかの疑問や隠喩・換喩を溶かしてゆく心地よさを感じました。現在72歳の村上春樹氏、集大成の長編をお待ちしております

2021/02/06

佐島楓

とてもよかった。評論文の書き方の勉強になったし、指摘も鋭い。吉行淳之介は春樹さんのことを高くかっていたということを初めて知った。

2016/03/20

抹茶モナカ

真っ当な村上主義者は「村上春樹解説本」の類は読むべきではない、と、されているが、ついつい読んでしまいました。加藤典洋さんの読み方は、ちょっと深読みと思い込みの傾向が昔からあるような気がしていて、でも、断定口調の文章なので、「村上春樹イエローページ」なんかで嫌な感じがしていたけれど、読んでみました。小説の解釈に正解はないとして、一つの読み方としては有効な解説が並びつつ、う~ん、出来れば、村上作品は浴びるようにして読んで、心が揺れる感じが好きなので、ここまで断定されたりするのは、やはり、嫌いですね。

2016/09/29

marco

加藤典洋の愛に満ちた村上春樹評論。村上作品はすべて読んでいるが、思わず膝を叩いてしまうような読み込みが随所に散りばめられ、村上春樹主義度がさらに高まった(笑)。「めくらやなぎと、眠る女」と「めくらやなぎと眠る女」の比較でいかに村上春樹がアップデートされたかを論じる件には舌を巻いた。さすがと言うほかない。

2016/01/17

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