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ユング心理学と仏教 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション V)

ユング心理学と仏教 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション V)

ユング心理学と仏教 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション V)

作家
河合隼雄
河合俊雄
出版社
岩波書店
発売日
2010-01-16
ISBN
9784006002244
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ユング心理学と仏教 (岩波現代文庫 〈心理療法〉コレクション V) / 感想・レビュー

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Vakira

自分という観念。普通は「我思う、故に我あり」だが、この本の衝撃。「我、他人の夢に登場す、故に我あり」「我」は自分が思うだけではありません。他人の夢にも登場してしまう。逆に言えば我とは自分の意思以外に他人の夢にも登場してこそ「我」となる。無意識の我の広がり。無意識の我は他人の夢だけではなくて自分を取巻く宇宙に存在しているのかも知れない。自分とは?をより深く考察すると個人ということではなく、生きとし生ける物全が関連しているのかもしれない。僕にとって衝撃であり、大収穫の考え方。河合先生ありがとうございます。

2021/08/22

マル

2年半ぶりに再読しました。ちょうど平行して読んでいた『他者と死者』内田樹の中で語られていたことと類似することが語られていて、シンクロニシティについて書かれている本を通じてシンクロニシティを体験するという、楽しい読書ができました!ユングさんやラカンさん、レヴィナスさんはとても似たような考えに辿り着いたのではないかと最近やっと思えるようになってきました!レヴィナスさんの語っていた「他者」と華厳経における「真如」とは、とても似ているものなのではないかと、自分は感じております。

2017/12/27

Gotoran

ユング心理学と仏教についての臨床心理療法の大家、河合先生の体験を通しての思惟の記録。非常に知的好奇心旺盛に読むことが出来た。また、末木文美士氏の解説「心の深みへ」も良かった。より深くユングと仏教について知りたくなった。

2011/03/02

dosurasan

阪神淡路大震災のケアでは、PTSDになった人は少なかったそうだ。日本人の自我は自他の境界を無くし集団で災害を受け止める力があるそうだ。まさに仏教の思想が人格形成の下敷きになっている!逆に西洋は自我を確立し差別化していく過程をもつ。なので個々に災害のダメージを受けるのだという。 カウンセリングは患者と治療者の関係というより患者→老師、治療者→修行僧の禅問答に近いとのこと。

2017/05/24

ゆき

私達のアイデンティティは意識的、無意識的なさまざまなものがある。宗教観はそもそも説明が難しいが、本書にある日本人の宗教は日常生活と著しく混じっていて本人も無意識に宗教的な言動をするのだという表現に納得。私とは、自己とは、個人とはについての西洋と東洋の差異などについて、参考になった。著者の心理療法の実際や体験による話も興味深かった。

2016/07/26

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