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世界史の構造 (岩波現代文庫)

世界史の構造 (岩波現代文庫)

世界史の構造 (岩波現代文庫)

作家
柄谷行人
出版社
岩波書店
発売日
2015-01-16
ISBN
9784006003234
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あらすじ

資本=ネーション=国家が世界を覆い尽くした現在,私たちはどんな未来も構想し得ないでいる.しかし本書は,世界史を交換様式の観点から根本的にとらえ直し,人類社会の秘められた次元を浮かび上がらせることで,私たちの前に未来に対する想像力と実践の領域を切り開いて見せた.英語版に基づいて改訂した決定版.

世界史の構造 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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壱萬縁冊

2010年初出。贈与の力:互酬交換は制度化される。共同体が課す義務となっているが、他の共同体では昨日しない(78頁)。贈与の互酬で新たな共同性を創り出し且つそれを更新する過程を見ようとすれば、贈与の力を無視できないと、モースは問うたという(79頁)。周辺と亜周辺:亜周辺は、周辺部の外にあるが、圏外ではない。周辺のように中核文明と直接しないが、疎遠ほどではない。亜周辺は中核文明制度を選択的に受容できた(174-5頁)。

2015/11/13

fseigojp

初版にだいぶ追加され定本化 電子版もでてきた

2017/03/28

masabi

世界史を交換様式から読み解く。贈与,支配と保護,商品交換,高次の贈与が交換様式の4類型。高次の贈与は資本主義を越える鍵となり,この類型が世界規模で起こったときこそ国家は止揚され,敵意のない完全な平和が実現される。そのためには軍事的主権を国連に譲り渡すことがきっかけに,戦争を通じてその動きはさらに加速する。戦争とその反省から国連を強化し,ついには諸国家連邦を形成,平和の実現をもたらす。

2015/04/02

funuu

カントが予想したように、二度の世界戦争から国連が生まれてきた。現在の国連は、新たな世界システムからはほど遠い。それは、諸国家が覇権を握るための争いの場となっている。しかし、国家は人類の大変な犠牲の上に成立したシステムである。これを活用することなしに、人類の未来はありえない。トランプ氏の出現により、もう一度大きな戦争の後に「恒久平和」がくるという感じもしてきましたね。

2015/11/23

スズツキ

魅力的な題に惹かれて何も知らずに読んだ人間を速攻で脱落させる書。後期柄谷のライフワークと言えるカントとマルクスによる概念論のため『世界共和国へ』くらいは手を出してないと歯が立たないと思う。大雑把にいえば貨幣と資本流通をその時の統治システムと並行して調査を行う。そもそもこれの解説書が出てるくらいだから一筋縄ではいきませんわね。

2015/03/16

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