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アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫)

アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫)

アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫)

作家
やなせたかし
出版社
岩波書店
発売日
2013-12-17
ISBN
9784006022334
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アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫) / 感想・レビュー

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あすなろ

我が愛息が今夢中なものの1つ、アンパンマン。観るとはなしに観ているアンパンマンのキャラクターがどうにも不思議だった。食べられてしまう…。なのでこの本の存在を知った時読んでみたくなった。本当の正義というものは、決して格好いいものでもないし、その為に必ず自分も傷つくもの。それを恰も顔パスの反対語のように表装し、顔がなくなってしまったアンパンマンはエネルギーを失って失速する。ナルホド!白紙の幼稚園児に好かれたアンパンマンにたじろいだ遅咲きのやなせさんの心に触れて、今日もアンパンマンのマーチを聴くこととしよう。

2018/08/13

アキ

「なんのために生まれて、なにをして生きるのか、わからないままおわる、そんなのはいやだ」アンパンマンの誕生はやなせたかし69歳の時。最初は顔を食べさせて顔がなくなってしまったアンパンマンが空を飛ぶところを描いた。「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこいいものではないし、そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです」とあとがきに書いた。94歳で亡くなる直前に書かれた「おしまいのごあいさつ」も前向きである。先日マラソンでアンパンマンの姿で走る人がいた。子どもたちの声援がひときわ高く秋空に響いていた。

2019/11/18

ぶんこ

兵隊に行き戦後を体験したからこその「正義は或る日突然逆転する。逆転しない正義はとは献身と愛だ。眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること。これがアンパンマンの原点」とありました。私は子供もいないのでアンパンマンとは縁がありませんでしたが、著者のお人柄は尊敬しています。関わった方々を誰一人として貶しておらず、常に感謝されていました。永六輔さんから始まった、素人に近い著者への様々な仕事の依頼も、お人柄を見込んでのことと思えました。奥様への愛情にもお人柄が現れていて感動しました。

2019/03/06

ホッパー

良書。やなせたかし先生の自伝。全編に哀しみと奥さんへの愛が通底している。アンパンマンがどうだということよりも、1人の男の人生に胸打たれる一節が多かった。作家として花開いたのが遅く、若い頃から壮年に至るまでずっとモヤモヤしている時期があり共感もする。

2020/03/08

ばんだねいっぺい

 やなせさんの優しさとユーモアは、天恵というか、その結晶のようなアンパンマンなのだなと思った。サンリオもよい会社だと思ったし、農協に悪いなとおむすびまんをというのには、笑った。夫人の存在がどれだけ、やなせさんに大きかったか。最後のあたりは、涙を禁じ得ない。

2019/03/09

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