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誤読日記

誤読日記

誤読日記

作家
斎藤美奈子
出版社
朝日新聞社
発売日
2005-07-15
ISBN
9784022500328
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誤読日記 / 感想・レビュー

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kaka

雑誌に掲載された著者の書評が一冊にまとめられた本。タレント本から文芸書までその数175冊! 一つの書評が見開き一頁程の文章で気楽に読めます。するどいツッコミあり、皮肉ありでおもしろかった。175冊を一気に斜め読みできてお得な本です。

2015/08/31

Ted

'05年7月刊。○書評集。滅法鋭い批評の切れ味と独特の軽い文体とのバランスが絶妙。特にタレント本やトンデモ本の書評が最高。これで文体までキツかったら圧力や嫌がらせが来る恐れがあるのでその保険の意味もあるのだろう。故米原万里が私淑していたのも頷ける。読後の印象が必ずしも悪くなく寧ろ感心した本が、本書でトンデモ本やア本(開いた口が塞がらない本)扱いされていたりすると、本を見る目も人を見る目もまだまだ足りないことを痛感させられる。流石プロの書評家は一味違う。書評本を読むと、読みたい本が一気に増えるのが悩みの種。

2015/11/14

ナハチガル

十数年前の連載3年間分、計175冊の書評(?)。これだけいろんなジャンルの本を読んで、これほどのアベレージで文章が書けるというのは、やはりプロならではの仕事だ。個々の解釈やコメントも面白いが、当時の世相が分かるのが面白い。『バターはどこへ溶けた?』とか『アホの壁』とか、ばかばかしくもなつかしい。もしかするとこういう本はリアルタイムで読むよりも、振り返って読むほうが面白いのかもしれない。図書館のリサイクルでいただいた本だったので、コストパフォーマンスはかなり高かった。A。

2015/07/05

びっぐすとん

図書館本。う~ん、斎藤さんの中ではハズレだった。そもそも手に取らなさそうなジャンルに偏ってることと、執筆時の話題本のせいか今では作品も作者も過去のモノになってしまっていて今さら感が強い。突っ込むこと前提で本がチョイスされている気がする。タレント本や啓発本は旬が短く、そもそも書評向きじゃないし、一つ一つが短いのも不満。この本読んで「読んでみたい!」という気になる本はなかった。これはこの本の趣旨としては正解なのか?今日、暗誦について職場で話題になったので『声に出して読みたい日本語』だけは読んでみようかな。

2017/09/14

図書館で借りた本。帯にあるとおり、ワイドショー感覚で、売れているけど何故売れているかわからない本をバッサバッサ切ってくれて面白かった。加賀まりこさんの本を読みたくなりました。

2014/02/12

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