読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ゴシックスピリット

ゴシックスピリット

ゴシックスピリット

作家
高原英理
出版社
朝日新聞社
発売日
2007-09-07
ISBN
9784022503299
amazonで購入する

ゴシックスピリット / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

蓮子

やはり私は「ゴシック」と言うものが好きだ、と再確認。私の「ゴシック」の認識としては、残酷さの中に美しさを感じ、醜さの中に無垢な情景を見いだし、太陽より月を愛し、夜の闇に安らぎを感じ、何よりも死の香りがするものに親しみを感じる…と言ったところだろうか。「ゴシック」はいたる所にある。それを感じられる人は「ゴシックスピリット」の持ち主なのだ。私は永遠に「ゴシック」でありたい。

2015/10/02

アルクシ・ガイ

多岐のジャンルにわたって、ゴシックを紹介している。ただ癖のある文章が鼻についた。元新聞記者の筆によるノンフィクションを何冊か読んだ後だったから、余計に。30文字ですむところを、おかしな「突起」を生やしているものだから、40文字になる。ネットで出会ったら「あ。この人にはコメントしない方がいい」と、虫が知らせるに違いない。そんな文章でした。自分の主張に、実は自信がない。人前で発表する時「もしかしたら間違っているかもしれないけど」と前置きする子供が多いが、それに似た防波堤を頻繁に感じた。

2018/12/11

「自らの個の脆弱さ身に滲みて知っているつもりだが、だからこそ、最初から最低レヴェルで弱さを見せ合い嘆き合おうという志の低さが気に入らない。」筆者はゴシックとは生き方であるというが、単なるオカルトの派生ではなくゴシックを捉えている前述部が、とても好きだ。

2012/09/21

Yoko Kakutani 角谷洋子/K

この本で紹介されていたガロ出身の漫画家が気になりますなあ。丸尾末広、花輪和一、大越孝太郎、谷弘兒。 澁澤龍彦を批判する浅田彰に物申しているところが痛快でした。 江戸時代の無残狂言などにも興味を掻き立てられる。

2020/08/20

午後

「もともとゴシックは流行や時代精神への批判であり、好悪のフィルターを通さないままやみくもに新しさにとびつこうとする安易さ卑俗さを否定するものである。また、無理をしてバランスのよさをめざさず偏奇なまま、善悪や利害よりも好悪に忠実であることがゴシックの条件であった筈だ」。つまり現代的な意味での、アティチュードとしての、生き方としてのゴシック。いわゆるゴシックロマンスから江戸時代の怪談、ガロの漫画、詩や短歌など、扱われるものが幅広くて面白い。ゴシックは一つのものの見方でもあるのだな。

2018/12/02

感想・レビューをもっと見る