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ゴシックスピリット

ゴシックスピリット

ゴシックスピリット

作家
高原英理
出版社
朝日新聞社
発売日
2007-09-07
ISBN
9784022503299
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ゴシックスピリット / 感想・レビュー

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蓮子

やはり私は「ゴシック」と言うものが好きだ、と再確認。私の「ゴシック」の認識としては、残酷さの中に美しさを感じ、醜さの中に無垢な情景を見いだし、太陽より月を愛し、夜の闇に安らぎを感じ、何よりも死の香りがするものに親しみを感じる…と言ったところだろうか。「ゴシック」はいたる所にある。それを感じられる人は「ゴシックスピリット」の持ち主なのだ。私は永遠に「ゴシック」でありたい。

2015/10/02

「自らの個の脆弱さ身に滲みて知っているつもりだが、だからこそ、最初から最低レヴェルで弱さを見せ合い嘆き合おうという志の低さが気に入らない。」筆者はゴシックとは生き方であるというが、単なるオカルトの派生ではなくゴシックを捉えている前述部が、とても好きだ。

2012/09/21

アルクシ・ガイ

多岐のジャンルにわたって、ゴシックを紹介している。ただ癖のある文章が鼻についた。元新聞記者の筆によるノンフィクションを何冊か読んだ後だったから、余計に。30文字ですむところを、おかしな「突起」を生やしているものだから、40文字になる。ネットで出会ったら「あ。この人にはコメントしない方がいい」と、虫が知らせるに違いない。そんな文章でした。自分の主張に、実は自信がない。人前で発表する時「もしかしたら間違っているかもしれないけど」と前置きする子供が多いが、それに似た防波堤を頻繁に感じた。

2018/12/11

伊野

同時代の言説や流行からはなれたところで、各々が密やかに自らの好悪の体系に実直であり続けること。それでいて、愛でる対象は示し合わせたかのように似通っている。魂の共鳴。メンタルヘルスの項での、ゴシック的感性をアイデンティティとすることで精神的安定を得る場合もあり得るという指摘が興味深かった。

2014/02/21

amamori

著者の「少女領域」でもとりあげられていた倉橋由美子の「聖少女」、そこに描かれた喫茶店「モンク」の様式が 著者にとって自らの感じ方を意識的に自覚する契機だったとのこと。「私にとってゴシックとは生き方である」という著者の実存的エッセイ。網羅体系的文化カタログではないし 読者は読者で自分のゴシックを追求されたし ということのようだ。

2010/11/13

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