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転移

転移

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作家
中島梓
出版社
朝日新聞出版
発売日
2009-11-20
ISBN
9784022506665
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転移 / 感想・レビュー

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『栗本薫・中島梓』と続けて読了。「ピーターラビット」は病院での生活のことばかりだったが、最後の日々は入院せずにぎりぎりまで普通の生活をしておられたので驚く。食い道楽で着道楽、なのに食べられない、着られない。そんな中でも歌を歌い、ピアノを弾き、料理を作り、物語を書く。『あと10年だけでも生かしてください。まだやりたいことがあります』10年あれば、グインは完結しただろうか。それは怪しい(爆) 5月16日の絶筆の乱れが、命への執念を思わせて胸を打つ。17日に昏睡状態になり、一番驚いたのは本人だっただろう。合掌

2011/02/11

ミナコ@灯れ松明の火

この人の小説を読んだことはまだない。けれど、最期の日まで、おそらく朦朧とする意識の中でさえ何かを書こう、何かを残そう、とする心意気に感動した。判読不能な文字の向こうに作者さんの意志が透けて見えるような気がして、目が離せなかった。全身全霊で「作家」だった人の最期、しかと記憶に刻みつけました。

2011/04/25

遅筆堂

『ガン病棟のピーターラビット』の時は、まだまだ元気で、回復に向けての気力があった。文庫版の後書きに再発の旨が書かれていたので気になっていた。その内に、亡くなわれたというニュース。辛いなあ。読者側は、もういつ彼女が亡くなるということを知っているのに、一生懸命書いている本人はわずかな望みを持ちながら生き続けている。日々のちょっとした変化を良くなっていると喜び、そして体調を崩して頑張ろうと気を取り直す。医者は、すべてが判っていたのではないか、直前までライブをし、小説を書いている。絶筆のタイプが泣ける。合掌。

2011/06/29

鬼灯の金魚草

読んでいて辛い。なまなましい。

2016/10/14

杏子

結局、これを読みながら年明けしてしまった…。転移が発覚してから、意識を失う直前まで書き続けられた、その事実に愕然とする。本当に、最後の最後までよくぞと思う… 壮絶な人生だったろうと思う。病気のことだけでなく、精神的ストレスや母との関わりなど伺いしれて、胸が痛くなる。けれど、そんなだったからこそ書くことが重要だったのだろう、グインその他たくさんの作品が生み出されていったのだろう…。今は、栗本さんの魂が安らかでありますように、手を合わせたい気持ちでいっぱいです。

2010/01/01

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