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新編 繪本 三國志

新編 繪本 三國志

新編 繪本 三國志

作家
安野光雅
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-03-05
ISBN
9784022507136
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新編 繪本 三國志 / 感想・レビュー

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Y2K☮

三国志の主要風景を描いた、素朴且つ重厚な画集。美術展で売っている図録に近い。李香蘭「蘇州夜曲」が好きなので蘇州の白壁と黒屋根が気になった。あと荊州や中原の穏やかな平原と四川の険阻な山を見比べると、最も国力の劣っていた蜀が四十二年も続いた理由の一端に触れられる。文章ページで著名な漢詩を味わえるのも有り難い(ただ残念ながら事実誤認が幾つかあった。劉表と劉璋を間違えていたり司馬昭を司馬懿の孫と書いていたり)。戦争体験のある著者の筆だからこそ伝わる何か。歴史は繰り返す。でもこれからは繰り返さない歴史も必要だろう。

2015/07/08

ナハチガル

絵と文に作者の三国志への想いが詰め込まれた1冊。関連本を渉猟し、ゆかりの地を訪ね、それを絵として結実させる。知り合いにも、複数の作家の三国志を読み比べている人がいるけれど、そうすることでのみ浮かびあがってくるものがきっとあるのだろう。私は飽きっぽいので、そういう読書には憧れがある。三国志にまつわる、あるいはまつわりもしない余談も楽しめる良書。A+。

2015/11/07

ばぶでん

平家物語、仮名手本忠臣蔵とたて続けに読んだのだが、どれも本当に素晴らしく、趣きがあった(絵が絶品なのはもちろんだが、文章もこれまた味わい深い)。図書館で借りた本だったが、やはりこの3冊は手許に置いておきたくなって、早速、平家物語を注文した。話の年代が前後していて、それについていこうと巻末年表と巻頭地図を何度も見返すうちに、知らず知らずのうちに三国志の理解が深まった気がするのも収穫だった。旧版の方が絵が大きいらしく、そちらもみてみたいし、吉川英治以外で宮城谷昌光の三国志も読んでみたくなった。

2022/05/13

はるさん

三国志への著者の熱い思いが詰まった画集。単に物語の一場面を描くだけでなく、物語が繰り広げられる中国の山河や街並みも丁寧に描かれていて、三国志の世界と世界観を満喫出来る一冊。

2021/04/23

白い雲。。

絵本といっても大人向け。安野さんの想いがつまっている。

2013/02/01

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