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天海の秘宝(下)

天海の秘宝(下)

天海の秘宝(下)

作家
夢枕獏
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-07-07
ISBN
9784022507648
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天海の秘宝(下) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

正体不明の《天海の秘宝》その秘宝は天海の建立した退魔寺に有り。但しその隠し方尋常にあらず。地下に巨大な穴を掘り、秘宝を保全する石室を造る。その上に江戸城の掘を造るのに掘った多量の土を盛り上げ、当麻山という人工の山を造りあげる。その山頂に、宝物殿の扉を開く鍵を預けた退魔寺を建立する。秘宝へ辿り着くには、まず地下の宝物殿まで達する穴を掘らねばならない。この退魔寺での攻防が一つの見所。シャモンの如き猫・悟空、飛狗のような犬・夜叉丸がアンドロイドならぬアニマロイドであったり、武蔵がその脳以外、殆ど機械の身体→続く

2012/08/25

海猫

最後のSF展開が話を広げるよりも小さくまとめる効果になってしまい、もったいない

2010/07/11

miroku

荒唐無稽かつ破天荒。 これでこそ夢枕獏♪ でも、未完のあれやこれや・・・完結させてね!

2011/01/20

カツイチ

下巻に入り、吉右衛門のキャラを見失ったようで戸惑ったが、そういうオチであったか!「うぴゅぴゅぴょぴょぇ」とびっくりした。サービス精神旺盛でいろんな要素がテンコ盛りのごった煮。返って冗漫になってしまった感あり残念。しかし、あとがきで「おもしろい」を連呼する自画自賛ぶり。誰よりもまず作者自身が楽しんだ作品だったようです。獏サンの作品はその点、読んでいてこちらも楽しいのです。

2010/12/03

ぐうぐう

なるほど! あとがきを読んで、『天海の秘宝』に毒々しさが欠如しているワケが理解できた。夢枕獏の言葉で言う「デーモン」から自由になれたことで、この作品は作者の感情から離れ、シンプルに物語として成立することができた。その結果、他の作品と比べ物にならないくらいに『天海の秘宝』は短い期間で完結を迎える。そういう功績がある反面、作者の感情から離れるとは、こだわりから離れるということでもある。事実、『天海の秘宝』のまとめ方が、理屈としてはわかるものの、いや、理屈が通っているからこそ辻褄合わせのような気がしてならない。

2011/01/22

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