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『街道をゆく』神田界隈

『街道をゆく』神田界隈

『街道をゆく』神田界隈

作家
司馬遼太郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2016-02-19
ISBN
9784022513533
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『街道をゆく』神田界隈 / 感想・レビュー

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マカロニ マカロン

個人の感想です:B+。文学散歩『こころ』(後編)参考本。後編では「先生」の抜け駆け後、落ち着いていられずに歩いた神田界隈を対象とした。本書には「漱石と神田」という章もあり、万世橋、昌平坂、神田明神下などぴったりの内容だった。特に神保町、錦町一帯が江戸将軍綱吉の時代護持院という寺の広大な境内になっていて、その後福沢諭吉、森鷗外などの本にも登場する「追剥ぎでもでそうな淋しい荒野」だったことは、今からは想像を絶する。司馬さんの人脈を駆使した取材は細密で、この一帯への見方が変わるような一冊だった

2023/12/09

更夜

ワイド版の為「本所深川散歩、神田界隈」で一冊の所、分冊に。本所深川では、テンション低かったのに、離れていない神田界隈になると、嘘のようにテンションがあがり、歴史についてのうんちくがもう止まらない司馬さんが(こう言っては失礼ですが)とても面白い。もちろん、歴史だけでなく私塾から大学の街、古書、古本、出版の街、思い入れが大噴出。司馬さんのような人をインテリ、というのだと思います。個人的には岩波書店の創業者、岩波茂雄さんと正岡子規の妹、律が興味深い歴史でした。

2018/06/12

yasu7777

★★★★☆

2016/04/10

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