彼らの流儀

マーシュランド

コラムでもエッセイでも小説でもノンフィクションでもない作品とのこと▼中盤あたりが一番楽しめた▼210048

2021/06/17

ポン

アフガニスタンの復興に尽力する中田正一さん、山口二矢の父を匿った中村忠相さん、アラビア語書道家本田孝一さん、さらにドウス昌代さんの息子さんなど有名な方から無名な方まで。文章表現も様々で、自由な表現を試まれている印象。

2023/06/19

よし

なんと4年前に読んでいた。「like a virgin 」読んでいたこと。しかし、再読でもhotで新鮮な気持ちで読めた。登場する「彼ら」に対する沢木氏の温かい眼差しがいい。「 私はいつしか彼らの流儀という器の中に、その不思議な輝き方をしている彼らの「時間」を 切り取ることに情熱を燃やすようになっていた」「 背番号3 を見ていると人は自分がレンゲ畑に忘れてきてしまったものを思い出さざるを得なくなるかも しれない」「胡桃の殻のような堅牢な人生」(村社講平　引退後の走行距離「 その簡潔で確かな人生」

2023/09/13

桜井青洲

派手さや豪華さが無いにしてもどこか余韻の残る文章の数々、小説、エッセイ、コラムどれにも当てはまらない人それぞれの人生。「発光体は外部にあり書き手はその光を感知するにすぎない」とあとがきにもあるようにその一瞬をみれるしれる一冊。

2016/01/04

中川 勇也

★★★★☆ 一人一人の人生にはそれぞれの物語がある、なんとも陳腐なはなしだが本書を読んでその思いを強くした。そして沢木氏の静かな雨の降る昼下がりに読みたくなるような書き口はいつもながらとても心地のいいものだった

2021/08/10