街道をゆく 38
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街道をゆく 38 / 感想・レビュー
ランラン
本州で農耕民が地域社会を広げていく中で採集民がそれをきらい、採取生活を持続するために辺境へいく。縄文人が東北から北海道にゆき続縄文といわれる文化を作る。オホーツク沿岸はそうしたアイヌ人以前にオホーツク人が文化をつくっていた。壮大な歴史の歩みを司馬さんは楽しんでいる様子がうかがわれる。
2016/12/17
くれの
この夏の旅の予習にと思い読了し、我が血脈にも勇猛な彼らオホーツク人の遺伝子が受け継がれているであろうと武者震いがしました。古から多くの文化を育んだモヨロをはじめ豊かな大地を存分に楽しめる一冊になりそうです。
2014/07/25
とおる
オホーツク沿岸の情景が浮かぶ。行ってみたくなった。出てくる本も読みたくなった。司馬さんの本を読むと、出てくる本も読みたくなるので、積ん読本がどんどん増えるのが悩み。
2019/10/06
お気楽になりたいお気楽さん
本の前半は網走周辺での秋の旅、後半は稚内からオホーツク沿岸を知床峠まで南下する冬の旅で構成される。前半のオホーツク人(モヨロ人)、ウイルタ、アイヌなどの人々の歴史に関する話が興味深い。また、モヨロ貝塚の発見、調査で活躍された米村さんが「オレは幸せだったなあ」と繰り返し呟いて亡くなられたという話は羨ましくもある。☆☆☆☆
2019/09/03
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