街道をゆく 2 (朝日文庫 し 1-3)
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街道をゆく 2 (朝日文庫 し 1-3) / 感想・レビュー
レアル
日本のルーツを探るための旅、韓国。この本が刊行されたのは今から45年くらい前で歴史も塗り替えられている部分もあるが、当時からすればきっとこのような形の歴史像だったんだろう。。著者の文章からは愛を感じ、心地よい文章で描かれるこの韓の国はきっとしなやかな国だったのだろうと思う。日本の古代史が大好きな私にとって日本のルーツを探るこの巻はとても面白い。
2017/04/03
ehirano1
著者がぼったくりマッサージ(マッサージ師は善人です)について、儒教や儒教が生み出したと云う官僚制度やらなんやらかんやらをあれこれ持ち出して長々と考察しまくっているのが可笑しくもありまた興味深くもありました。
2017/10/21
ehirano1
私は韓のくについてホントに何も知らないんだなぁ、とツクヅク思いました。
2017/08/12
紫羊
初めて知ることが多かったが、なかでも、豊臣秀吉の朝鮮の役のときに、降伏して朝鮮側の武将として活躍した沙也可という人物について書かれた部分が興味深かった。沙也可が王から与えられた慕夏堂の村に今も暮らす子孫たち、掛稜で野遊びをしていた七人の翁たち、亀旨峰の麓で出会った釜山の小学校の校長先生…それらの人々との邂逅が、司馬さんにとってどれほど感動的な体験だったか、読んでいて胸がじんとするほどだった。
2014/03/23
Tomoichi
20年近くぶりの司馬遼太郎です。このシリーズは以前何冊か読んだ記憶があるがいつか全部読もうと思いつつ年月を重ねてしまった。さて本題、昭和46年に韓国へ行った際に考えた韓国論と言っていい内容。文中、布施や名張など懐かしい地名が出てきたり在日に多い金海さんの本貫地金海の話、新羅や百済の話や秀吉の朝鮮征伐の話など盛りだくさん。韓国朝鮮人への愛を感じるがその著者が語る彼らの宿痾的性格は受け入れがたい。失われた古き韓国を知る一冊です。
2017/06/01
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