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「松本」の「遺書」 (朝日文庫)

「松本」の「遺書」 (朝日文庫)

「松本」の「遺書」 (朝日文庫)

作家
松本人志
出版社
朝日新聞出版
発売日
1997-07-15
ISBN
9784022611918
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「松本」の「遺書」 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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真香@ゆるゆるペース

再読。まだ坊主じゃなくギラギラしていた頃の、松ちゃんのベストセラーエッセイ「遺書」と「松本」のお得な二本立て。かなりズバズバ言いまくってるんだけど、笑いへのストイックさや批判上等な姿勢がキレッキレでカッコいいし、小気味良くて面白い。過激さもあるけど、真っ当で常識的な部分も多く、共感できる部分もわりとあった。独特なセンスの直筆の挿絵も味があって好き。今の彼は、この本で主張していたことと真逆のことをやってんじゃないかと思う行動(結婚とか)も見受けられるけど、根底はこの頃と変わっていないように思う。

2020/02/11

Y2K☮

単行本は94&95年出版。当時の私にとってはこの上なくロックで斬新な「悟りの書」だった。いまの著者を見ていると「もしチェ・ゲバラやジム・モリソンが長生きしたら」と考えてしまう。人は変わる。それ自体は悪いことではない。でも根本的に違うというかあまりにも真逆な方向へ行ってしまうと。安倍政権にべったりなコメンテーターとか。本書を書いた頃の著者がいまの大物と化したマッチョな彼を見たらどう思うか。その答えもちゃんと記されていた。40歳で芸能界を引退し、陶芸や本の執筆などで生計を立てるパラレルワールドを覗いてみたい。

2022/05/12

gtn

「バカなおっさん連中のカタイ頭とこだわり」に激怒する著者。やっさんやF本氏を始め、さまざまな旧弊と戦い続けてきた著者が、唯一、当時マネージャー、現会長の大崎氏には「育ての親」「仮に大崎洋が吉本をやめるといえば、オレもきっとやめるだろう」と全幅の信頼を寄せる。加藤が"乱"を起こしてしまったのは、大崎氏とそれほどの人間関係がなかったことに尽きる。首になったと心外な顔をしていたが、どこの世界に会長と対等気取りの社員を置く組織があるか。

2021/05/04

ばんだねいっぺい

なにかやったのであれば、ゆるされないが、ファンとして整理をつけるために読む。1997年発売だから、20年ぶりの再読。めちゃくちゃ若くて、ピュアでクレバーで勇気のある松本さんがそこにいる。後の文春砲を思わせるくだりもある。○○さんのためにページを捧げてるのを発見して、いや、立ち上がってよと思った。大崎さんのヒトコトの罪もあるかもしれない。

2024/02/09

puu

子供が読みたいというのでブクオフで購入。自分も超久しぶりに再読。今読むと松本人志という人物の一貫した考え方がよくわかる。30年前のまだまだ天下をとってない状態でよくこんな事言えるな~ってことが満載。ただもう自分でも気付いているだろうけど今は自分が権威側になっちゃってるんだよなぁ。誰でもそうなるとは思うが…ワイドショーに出てコンテストの審査員をするのは果たして。そうはいってもまだまだ第一線でお笑い界をひっぱっているのは事実。大崎との関係も今読むと含蓄がちがうなぁ。

2022/03/20

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