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田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫)

田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫)

田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫)

作家
丸山健二
出版社
朝日新聞出版
発売日
2011-05-06
ISBN
9784022646095
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田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

一気に読んだ。これでもかと読む者や田舎の人を攻める本。身が締まる思い。かなり刺激的。キーワードは自立。最終章はフォローっぽい(笑)。三浦しをんの解説に救われる。

2011/05/10

おさむ

長野県伊那市の書店で手に取った。長野暮らしの芥川賞作家からの、田舎暮らしに憧れる中高年男性(特に団塊の世代)への痛烈なる警告メッセージ。章題から凄い。田舎は犯罪の巣窟。田舎にプライバシーは存在しない。老後の現実を直視せよ。徹底的な悲観論で、移住などを目論んでいる人は冷や水を浴びるでしょう笑。帯にあった「桃源郷など、この世のどこにも存在しません」という言葉が全てを言い表しています。最近はIターンも増えているといったニュースを聞きますが、その内実はどうなのかなと、伊深ってしまいますね。

2018/11/30

mazda

私自身「田舎の田舎」育ちなので、丸山さんの論調は多少極端だと思いながらも、概ね賛成でした。田舎はとにかく人づきあいが大変です。人口が少なく選べる友達も少ないのに、嫌な連中だけは山盛りいて、狭い世界でどうしても顔を合わせるはめに…。田舎暮らしにあこがれる、特に子供のまま大人になった団塊の世代については、丸山さんも手厳しく指摘していますが、全く同感です。結婚して面倒見のいい第二のママをゲットした旦那と、年をとって尚恋に生きようとする妻。何をしても自由ですが、人の世話にならずに自分の身は自分で立ててくださいね。

2018/07/30

フクミミ

これを読んだらTVの「人生の楽園」なんぞおとぎ話のように思えてくる。 自然が美しいところ=生活が厳しいところの件に思わず膝を打つ。プライバシーがなく、お互いを監視しあうかのような濃密な人間関係。 田舎暮らしの予想を超えた不便さと不快さと出費の多さ。まずなにより人間として自立していない60歳の男が田舎暮らしなんぞ、出来るわけないだろうと丸山氏は言う。良い事を書いているのだが、文が長く、読み辛い。酒の席で同じ話を延々と話すオヤジのような鬱陶しさを感じた。 私は「住めば都」では無く「住むなら都」がイイ。

2016/02/09

めえめえ

定年後の田舎暮らしの紹介本は数あれど、この本は第2の人生を田舎暮らしの実体を皮肉と脅迫で書かれています。因みに我が家は田舎です。空気が美味しい=生活が不便なのは当然。近所付き合いも大変です。自宅の駐車場に車が無いと留守が分かります。田舎でも防犯対策は必要です。そう言えば何処かで村八分殺人事件もありましたっけ。田舎暮らしに不安感を煽る内容ですが、私としては皆さん引っ越して来てね、と思うところ。

2020/04/03

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