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読み解き「般若心経」 (朝日文庫)

読み解き「般若心経」 (朝日文庫)

読み解き「般若心経」 (朝日文庫)

作家
伊藤比呂美
出版社
朝日新聞出版
発売日
2013-08-07
ISBN
9784022647139
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あらすじ

死にゆく母、残される父の孤独、看取る娘の孤独。苦しみにみちた日々の生活から、向かい合うお経。般若心経、白骨、観音経、法句経、地蔵和讃??詩人の技を尽くしていきいきとわかりやすく柔らかい現代語に訳していく。単行本ロングセラー、待望の文庫化。

読み解き「般若心経」 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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fishdeleuze

伊藤比呂美の書くものは、どれもこれも、とても近い。本書はエッセイとお経の翻訳(というよりも比呂美訳)からなっているが、翻訳もエッセイも詩人の体をいちど通って皮膚の感覚とともに差し出されたもののように思える。てらいがなく、官能的で、ときに天上的であるかと思えば、ものすごく現実を泥を掬いながらあがいていたりする。それが不思議な身体性をもってあらわされる。たぶん、色気むんむんのひとなんだろうな、この人は。

2017/01/17

スノーシェルター

難しいことはわからない。わからないけれど、自分の環境や経験とあわせて、こう解釈する...という感じ。いきなり般若心経をみたら読めなかったと思うけれど、わかりやすく読みやすかった。死に向き合うことは生きることだな。

2014/09/09

HIROMI S.

この本全体を覆うのは濃厚な死のにおい。人は死を意識するようになって、初めて宗教を身近に感じるものなのか?特に母親の死のくだりは強烈。この娘がどのように母を見送ったか。まるでそれだけで一遍の詩のようなくだり。恐ろしく、美しく、悲しく、妖しく、生きる者と死んだ者との命が交錯する。私の親はもうすぐ死ぬ。私もいつか死ぬ。私の子供も、いつか老いて死を迎える。命はそうやって、一瞬の灯のように舞台に立って、消えていく。それは一瞬のことかもしれないが、だからこそ、たった一度の大切な今なのだ

2014/09/14

ノllロ

詩人・伊藤比呂美が試みるいくつかのお経の現代語訳。肉親・家族・知人達の老いと死に関わる日々のエッセイをはさみつつ。多くの日本人には理解しずらい漢文や読みくだし文がどういう内容なのか、取っ付きやすい入門書になりうると思う。英語圏で暮らす娘が日本に帰国している母親に電話で般若心経を説明する箇所は会話体の短編小説みたい。「クウ(空)ってエンプティって意味もある?」「empty(からっぽ)っていうよりempty of meaning(いみがからっぽ)だと思うの」という、自分達なりに消化していこうという姿勢が素敵。

2016/01/03

masako

ヨガのマントラから、般若心経に興味を持つようになりました。比呂美さんの娘さん(かのこさん)が訳した般若心経は、とてもわかりやすく、私たちは宇宙の一部なんだってこと、私たちが決めつけていることは、全て「空」なんだってこと、少しずつ腑に落ちてきました。今、西国三十三カ所巡礼をしているので、もっと観音様のこと知りたいと思っています。

2018/06/07

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