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富子すきすき (朝日文庫)

富子すきすき (朝日文庫)

富子すきすき (朝日文庫)

作家
宇江佐真理
出版社
朝日新聞出版
発売日
2022-05-06
ISBN
9784022650436
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富子すきすき (朝日文庫) / 感想・レビュー

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ミツツ

現代だってもちろん面白い話しは尽きないのに、なぜ時代小説に魅せられるのか?例えば、花魁や辰巳芸者、吉良上野介の妻に市井の娘や大盗賊の娘の生き様などから目が離せないからか。必ずしも幸せとはいえない人生であっても、心惹かれるものがあるからか。なぜだかわからないから、私はまた時代小説を手に取る。

2022/11/01

Y.yamabuki

表題作の「富子すきすき」は武家を、他の五編は市井の人々を描いた短編集。この五編、淡々としているのに何故か不思議と心に残る。丸ごとハッピーや単なる良い話ではない。けれど、そこには作者の優しさが有り、またそれに引き摺られない潔さもある。その絶妙感が好きだ。しんみりしたほろ苦さを残す話が心地好い。

2022/10/06

えりまき

2022(146)お久しぶりの宇江佐さん。しっとしとした短編集。「藤太の帯」と「柘榴の家」はちょっとリンク。吉良上野介は赤穂浪士の討ち入り事件でしか知らないけど、奥さんに「富子、すきすき」と囁く「2人の秘密」に人間味を感じてほっこり。「花魁とは『おいらの姉さん』を縮まった言葉」とは、知りませんでした。梶よう子さんの宇江佐さんへの愛に溢れた解説も素敵です。

2022/06/18

犬養三千代

切なさが身に染みる一冊。「藤太の帯」「堀留の家」「富子すきすき」「おいらの姉さん」「面影ほろり」「びんしけん」どれも江戸の馨りが漂う。赤穂の討ち入りで生活が変わってしまった吉良の奥方富子を描いた作品が秀逸。理不尽だ。 近いうちにもう一度読もう。

2022/11/23

jima

短編6作品。

2024/03/15

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