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結婚不要社会 (朝日新書)

結婚不要社会 (朝日新書)

結婚不要社会 (朝日新書)

作家
山田昌弘
出版社
朝日新聞出版
発売日
2019-05-14
ISBN
9784022950208
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「結婚不要社会 (朝日新書)」のおすすめレビュー

結婚は幸福を保証してくれない――。「婚活」提唱者が語る、現代における結婚の価値

『結婚不要社会(朝日新書)』(山田昌弘/朝日新聞出版)

 現代の結婚は、どうしてかくも困難なのだろうか。

 それは私たちにとって、結婚は今や「不要」だからなのかもしれない。『結婚不要社会(朝日新書)』(朝日新聞出版)では、中央大学教授であり「婚活」を提唱したことでも知られる山田昌弘氏によって、現代における結婚のありようが詳らかにされている。

“結婚には「好きな人と一緒になる」「一緒に生活を始める」という二つの意味があります。好きな相手が必ずしも生活を一緒にするのにふさわしいとは限らないから悩みは尽きません”

 これは、山田氏が読売新聞の「人生相談」で回答した文章の一節だ。

「好きな人と一緒になる」ということは、かつては当たり前ではなかった。お見合いや、家と家の間での取り決めなどが一般的であった時代では、良くも悪くも、結婚は恋愛と直結していなかったのだ。一方で現代は、好きな人と結婚するのも好きでなくなった人と離婚するのも基本的には自由だ。

 経済的な共同体となり、「一緒に生活を始める」ことも結婚の大きな要素となった。かつては家業を継ぐ男性に女性が嫁ぐかたちで…

2019/6/16

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結婚不要社会 (朝日新書) / 感想・レビュー

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ゆう。

結婚とは何かを社会学的に分析されている。なぜ結婚することが社会的に求められるのか。お互いのカップルが一緒にいたいと思えばいいだけのはずが、制度となることで感情だけでは難しくなる。性的営みも含め社会性が帯びてくる。著者の論理にすべて同意はできないが考えるところは多かった。

2019/11/24

karutaroton

やっぱり、日本人は世間体気にし過ぎか。世間体の英語、調べたらpublic imageだったけど、ちょっとニュアンスが違うような。告白文化が恋愛の活発化を妨げている、おこづかい制のためフェミニズムが浸透しにくい、ての、面白い。私もむしろ、おこづかい制の時は搾取されてると思ってたなー。労働環境における男女の不平等とか、背景は色々あるんだろうけど。

2020/06/29

まゆまゆ

男性にとって結婚はイベント(スタート)であるのに対して、女性にとっての結婚は生まれ変わり(ゴール)である……近代社会から始まったこの結婚の概念は今も変わっていないが、経済情勢が大きく変わったことで、いつでもできるという認識から結婚自体が困難という認識へと変化した。結婚は生活と心理的に充実をもたらすと考えられていたが、相手に代わる様々なサービスの充実によって、結婚しなくても満足という社会が出来上がりつつある。

2019/07/31

Yuichiro Komiya

著者は今と昔では結婚の意味が変わってきているとし、年々結婚に対するハードルが上がってきているという。もともと高度成長期以前は、夫婦の役割も画一的で、妻は家事育児、夫は仕事のみが、近代社会ではお互い引かれ合う、かつ経済的にも満足できるパートナーが必要となった。それに加えて社会の変化により、そういうパートナーを見つけるのが年々困難になっていると。また、特に日本では、結婚する必要性も年々減ってきていると説いている。

2019/05/26

bonbon99

社会学的に結婚を論じている著名な著者の新書。読みやすくコンパクトに纏められていて、日本の結婚について分析したものです。データ的には5年前ぐらいまでのを使っていて古いと思ったし、今現在の結婚や恋愛、今後どうなっていくかを予測するといった仕事はあまりつかめなかった。日本人が恋愛を避けるという傾向を捉えられなかったと言っているが、恋愛や結婚はこのままでは二極化していき、拡大再生産していくというのが自分の予想。うざったい人間関係の最たるものが、結婚・恋愛であるという見方をする人も多いのも事実。

2019/05/22

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