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パラサイト難婚社会 (朝日新書)

パラサイト難婚社会 (朝日新書)

パラサイト難婚社会 (朝日新書)

作家
山田昌弘
出版社
朝日新聞出版
発売日
2024-02-13
ISBN
9784022952561
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パラサイト難婚社会 (朝日新書) / 感想・レビュー

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tamami

店頭で開いた本書の頁に、親の「我が子の幸せのために」の想いが成人したのちも子の独立を阻み、大量の「パラサイト・シングル」を生み、その数十年後、さらに大量の「生涯未婚者」を生んでいる現実に、そろそろ私たちは気づくべき…とあり、我が意を得たりの想いを抱く。20年前に『希望格差社会』で出会った著者との再三の邂逅に不思議な縁を思いつつ、読み進める。著者は、現代の結婚のリアル、離婚の増加の原因などにも触れながら、非正規雇用の増加や「個人化」の進捗など社会環境が激変する中で、一人社会の人々の結婚観、家庭観は旧態依然た

2024/02/25

黒頭巾ちゃん

良書▼相手を依存、機能ではなく、目的としてコミットすることが結婚ではないか。相手がいるだけで嬉しい等▼欧米は男女共に経済力があるので結婚は愛情と性生活のみ。日本は嫌いなのに結婚続けているのは異常と見える▼日本政府は特に女性に離婚後のフォローがない▼非正規が多くなり結婚や子育て躊躇う若者が多くなった。結婚したいのだが。政治の責任

2024/03/12

バツ丸

★★★★★。家族社会学の泰斗による新たな結婚論。30年前は殆どの人がしていた結婚も恋愛も、もはや選ばれた一部の人にしか出来ず、それ故に日本の少子高齢問題がどうにもならないという現実を突きつける。著者は30年前から警鐘と提言を続けていたが、自公政権はそれを行うどころか真逆の政策を行い、日本と日本人を大いに貧しくさせ続けた。この書籍を読めば、税金をつぎ込んで子育て支援(しかも不十分)にしか注力していない施策がいかに誤りでほぼ無意味であるかが良くわかる。この著書の論の正しさが故にもはや絶望しかない。

2024/03/24

taverna77

著者の言いたいことも分かるし、統計的な数字もとても勉強かつ刺激になって読んで良かった。っと思う一方多様性を説くわりに、分類が紋切型で一般論に落とし込む論法はあまり好きになれなかった。結局、この問題に正解なんかないわけだし、もっと大胆でもっと斬新な提言が必要なのではないか。

2024/03/20

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