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アニマルアイズ動物の目で環境を見る 2

アニマルアイズ動物の目で環境を見る 2

アニマルアイズ動物の目で環境を見る 2

作家
宮崎学
出版社
偕成社
発売日
2002-02-01
ISBN
9784035262206
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アニマルアイズ動物の目で環境を見る 2 / 感想・レビュー

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空猫

読メで知り。定点カメラで動物(魚)達の死後の様子を写真に納めたモノ。これは子供向けの本だ。『九相図』は写生だし、ヒトの死体を扱う『死体農場』の写真はさすがにモノクロだけれど、こちらはフルカラー。ハクビシンはウ○¨を食べるのか(|||´Д`)。生死が家(身近)でなく病院で済まされてしまう上、すこしの怪我で大騒ぎする現代日本では衝撃的だ。けれど、それほど死、自然から遠ざかっているのだと気付く。生きていくということは、他の命をいただく事だと忘れてはいけないのだ。

2021/09/30

たまきら

ううむ、なんと質の高い本が絵本コーナーにはあるんだろうなあ。人間が作り出す様々なタブー・禁忌・制限。そしてそこから生まれる罪悪感。それが人間の面白さだけど、「生き残り、子孫を残す」という時に寄り添う生物の掟こそ唯一無二なんだよなあ…と娘を横にしつつ考え込んでしまった。

2017/08/09

兎乃

『九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書)』とセットで読む。直視できるのは 写真に死臭が伴わないからか、あるいは自分が野生として失格 もしくは合格だからか、福島で逃げ去ることができなかった牛や豚の“九相図”を見たからか。

2015/08/06

スノーマン

正直、目をそらしたくなる写真もあるけど、こういうことはなかなか教えてもらえない。残酷に思えても、そんな私たちも死を食べている。息子は夢中で文や絵を書き写したりしてたので、子供は大人が思うより『死』や『死体』に興味があり、自分と何が違うのか、死ぬとどうなるのかを純粋に知りたいのかな。でも正直、死体の写真は怖いよ〜。

2014/07/02

ジョニーウォーカー

子供の頃、図書館で男女のカラダの仕組みが描かれた図鑑を見つけて以来、友達とそれを読むのが密かな楽しみになった。知られざる世界の仕組みをこっそり覗き見たような興奮とうしろめたさ…当時のそんな感覚がよみがえるような一冊だった。さまざまな動物の死骸が、別の動物や微生物に食べられ、土へと還っていくさまは一見とてもグロテスク。それが読みすすむうち、結局は自分たち人間も、牛や豚などの「死」を食べて生きていることに気づかされるのだ。児童向け図書ながら大人にもおすすめしたい良書。図書館本。

2009/07/21

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