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あの世からの火 (偕成社の創作―直樹とゆう子の物語)

あの世からの火 (偕成社の創作―直樹とゆう子の物語)

あの世からの火 (偕成社の創作―直樹とゆう子の物語)

作家
松谷みよ子
司修
出版社
偕成社
発売日
1993-04-01
ISBN
9784036355006
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あの世からの火 (偕成社の創作―直樹とゆう子の物語) / 感想・レビュー

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マツユキ

歴史と言うには新しく、現代でもあるんだけど、私は何も知らないんだなぁ。戦争で、苦しめられた日本人、でも、苦しめた側でもある。同じ人間、心が通い合うだけに、辛い。火の玉に導かれみすずさんの引き揚げ。火の玉をどうとらえたら良いのか分からないんですが、導かれた人だったんだろうな。ラストで、思わず、行けるよ、と、思ってしまった。

2012/07/30

fern

民話集の系統かと思って手にとってみたら、終戦後の朝鮮からの引き揚げの体験記だった…ぐはっ。そういえば昔読んだ「アンネ・フランク」のシリーズか! じっとりとリアルでありつつも平明、そして、公平で深遠な視点がじわじわ沁みる。「実体験」として、こういうお話を聞くことは、すでにほとんどできなくなってしまったのだから、こういう書物を読むこと大事だよなあ…

2011/04/11

行加

これは「ふたりのイーダ」から続く、シリーズ五冊のお話だそうです。松谷さんは、私にとっては昔から「こわい話の人」なのですが、最近は「戦争の話の人」にもなりつつあります。今回は、朝鮮からの引上げ者の方のお話。文化交流で開かれた昨今でも、いまだ反日感情が根強く残っているのは当然なんだと、改めて感じさせられました。松谷さんは静かに、淡々とそれを教えて下さいます。

2013/12/29

すぬぴ

直樹とゆう子の物語5作目読了。加害者側としての戦争。知識としてはおぼろげにあるものの、直視出来ていない自分がいる。私がした事じゃない、という逃げ。でも、された方は絶対に忘れないんだよね。原爆と同じだ。今の時代に生きている私がこの物語に魅せられたのは、なにか理由があるはずだ。私の中で何かがくすぶっている。物語に触発された私の内部。警鐘を鳴らしている。

2016/04/03

えみし

終戦後38度線からの引揚を語るテープおこしを頼まれたゆう子。はとこのエリコの別荘の管理人でシリーズ中の登場するみすずさんの地獄の中を切り抜け生き残ってきた事実を聞くことになる。引き揚げに足でまといの子供が犠牲されたことを松谷さんは隠さない。亡くなった作者の最後の言葉は「戦争を忘れてはならない」だったそうっだ。児童文学だからこそ残酷な事実をあえて記した、直樹とゆう子シリーズ最終作。あとがきの児童文学研究の砂田宏氏もこのシリーズを出版した偕成社社長の今村廣氏も亡き今、児童文学がはたす役目とは何かを考えたい

2015/09/09

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