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手話だからいえること 泣いた青鬼の謎

手話だからいえること 泣いた青鬼の謎

手話だからいえること 泣いた青鬼の謎

作家
丸山正樹
高杉 千明
出版社
偕成社
発売日
2023-12-20
ISBN
9784036355402
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ジャンル

手話だからいえること 泣いた青鬼の謎 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

美和ちゃんと英知君のストーリー第2弾!美和ちゃんの視点で進む8話。ちゃんと届くように語りかけるアラチャンが好いなぁ。本当のお父さんのこと・・知りたくなるのも無理はないよね。ちょっとしんみりしちゃった私だが、美和ちゃん良い子だわぁ。ラスト英知君に会えないのか?ドキドキだったけれど、チョコ渡せて良かったね。まだまだ二人の成長を追いかけたい。

2024/02/19

☆よいこ

デブ・ヴォイスのスピンオフ児童書②夏休みに英知(えいち)が引っ越してしまい、4年生の二学期が始まっても寂しい美和(みわ)に嬉しいことがあった。母に赤ちゃんができて、お姉ちゃんになること。美和は英知に手紙を書くと、英知は素敵な絵を描いて送ってくれた。床屋さんの止まった時計、本当のお父さんについて考えること、生まれた妹が聞こえない子だったこと。手話だと少し素直に言葉がでてくる美和と、アラチャンの関係性がとても優しい。▽巻末に手話の見本と、後ろ見返しに指文字あり。

2024/02/17

Ikutan

『デフ·ヴォイス』の児童書スピンオフ第二弾。訳あって手話で会話する小学四年生の美和と英知。すっかり意気投合したふたりだったのに、英知が引越したことで離れ離れになってしまった。そこで美和は英知に手紙を書くことに。そんな美和に大ニュースが。お母さんが妊娠し、お姉ちゃんになったのだ。嬉しいけれど、美和には悩みが。これからアラチャンのことをなんて呼んだらいいのかな。そして、気になるのは本当のお父さんのこと。美和の視点で彼女の揺れ動く心が描かれ、少しずつ成長していく姿が微笑ましい。もちろん手話の良さも伝わってくる。

2024/02/15

みかん🍊

デフ・ヴォイスのスピンオフ2作目という事でしたが1作目を読んでなかった、もうすぐお姉ちゃんになる美和ちゃんの嬉しい気持ちと妹の生まれた後の可愛いと言う気持ちと赤ちゃんをちやほやするお母さんや周りの人への疎外感や自分への愛情についてもやもやする美和ちゃんが離れてしまった大切な友達英知くんとの手紙の遣り取りで救われる、手話が出来る美和ちゃんは離れていても英知くんとも耳の聞こえない人とも会話する事ができる、お父さんとして美和ちゃんにちゃんと向き合うアラちゃんの態度もいいです。

2024/03/27

がらくたどん

「デフ・ヴォイス」の世界線上の児童書第2弾は引っ越してしまった親友の英知君を想いながらの美和ちゃんのクリスマスからバレンタインまで。会話が手話から「文通」になったけど大好きな英知君に伝えたい事はいっぱい。「妹ができること」「壊れた時計を大事にしているおじさんのこと」「本当のお父さんのこと」小学校4年生の女の子の視線で見つめ感じる少しもどかしくて大いに好奇心をくすぐられる「社会」なるものとそれを自分なりに噛み砕いて理解していく「日々成長する心」の清々しさが丁寧に描かれる。共同親権の是非の難しさを思った。秀作

2024/02/13

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