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小説 言の葉の庭 (ダ・ヴィンチブックス)

小説 言の葉の庭 (ダ・ヴィンチブックス)

小説 言の葉の庭 (ダ・ヴィンチブックス)

作家
新海誠
出版社
KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日
2014-04-11
ISBN
9784040663999
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小説 言の葉の庭 (ダ・ヴィンチブックス) / 感想・レビュー

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yoshida

また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら。映画「言の葉の庭」が好きでノベライズ版も読みました。映画の他に周囲の登場人物が掘り下げれ、映画を良く補完している。孝雄の憧憬から恋に移る心情は読んでいて心地がいい。雪野の元恋人は何か残念だな。なぜ雪野も彼を選んだのか。雪野が孝雄をマンションの階段を転びつつ追いかける場面がやはり好き。脳内で「Rain」が再生されました。この作品はラストで二人に希望があるので、優しい気持ちになれる。映画の良さを残しつつ、映画の謎を解き、エピソードも綺麗に纏めた素敵な作品。

2015/05/11

❁かな❁

めちゃくちゃ素敵で良かったです☆先に映画を観て感動し、その後すぐこちらの作品を読みました!映画の映像がとても綺麗で声優さんのお二人も有名な方々で声質もピッタリだったので小説を読んでいる時も声も映像も頭の中に流れ、とても入り込む事ができました!短めの映画なのでそこでは語り切れなかった背景を新海誠監督自ら小説化。なので小説でより深く登場人物それぞれの想いがわかりました。映画でも涙しましたが、やはり同じシーンで泣いちゃいました。恋愛って年齢とか関係ないですよね。とってもお気に入りの作品が増えました。

2014/09/04

ひめありす@灯れ松明の火

『小説に、ずっと恋をしている』という新海さんの公開プロポーズから始まった物語。孤りで悲しいと書いて恋。同時に相手を乞い、傍にいる事を請い、雨よ来い。この籠の中みたいな傘の世界に二人。夏草に混ざる近しい肌の香り、靴の中はプールみたいで、そのまま窒息してしまえばよかった。でも、終わらない地獄がないように、開けない夜がないように、無情にも雨が上がる。一人でも歩けるなら、二人でも歩ける。もう孤悲は終わりにしよう。恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば 。そんなまっすぐな愛の言葉だって、知ってるんだから

2016/11/20

紫 綺

”愛”よりも昔、”孤悲(こい)”のものがたり。年齢も立場も関係ない!!好きだから好きだと言える恋が羨ましい。今更ながら…(笑)。万葉集が効果的に使われている。

2014/12/03

雪風のねこ@(=´ω`=)

情緒とは人の営みが醸し出す感情だ。そう後書で記されている通り、新海作品にはたっぷりと描かれている。そして風景が人の心を作るのかもしれない、という一文。登場人物が主観で語る短編を短歌の連作の様に連ねる作風は、実はラストでの東屋の風景に、綺麗にフォーカスインする。実に素晴らしい構成だ。秋月は雪野の靴を手作りするが、ここで上橋菜穂子展での同女史の言葉を思い出した。足元をよく見るのだと。履物はその人物の性格、職業をよく表しているのだと。それを体現するかの様に彼女に合う靴を人生を懸けてまで作り上げようとする。(続

2016/10/15

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