KADOKAWA Group

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超訳百人一首 うた恋い。2

超訳百人一首 うた恋い。2

超訳百人一首 うた恋い。2

作家
杉田圭
出版社
KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日
2011-04-25
ISBN
9784040670331
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超訳百人一首 うた恋い。2 / 感想・レビュー

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るぴん

うた恋い第2弾。宗貞と吉子の恋が素敵。小野小町は仁明天皇の更衣だった、という説も初めて知った。大部分はフィクションとは言え、平安の世で彼女のように家庭や愛よりも、自分の力で高みを目指したいと望む女性がいたとしたら、面白い。

2016/01/15

宇宙猫

★★★ 小野小町が更衣という説があるのは知らなかった。素敵な話になってて楽しく読めた。

2020/05/26

ハル

熱い恋情だけでなくもの悲しさも漂わせるシリーズ二作目。僧正遍昭(良岑宗貞)の和歌は恋歌ではない気がするけれど、もしこんな背景があったなら成る程、恋歌に読めなくもない。後宮を去った後の小野小町の物語もどこか切ない。『花の色は移りにけりな』。盛りを過ぎた花は何を思い散って行くのか。小町のように美しい花ではないけれど身につまされる。六歌仙と呼ばれる和歌の名手たち。その立体的な姿は和歌だけでは見えてこない。けれど実際にどんな人物だったのか、ましてその胸の内は誰にも分からないから色々な想像が膨らむ。

2016/02/26

Keystone

再読。小5の娘はこれを読んで「小町切ない」と泣いてました。

2016/01/24

ぬぴこ

人はなぜ和歌を詠むのか。それは、生きた証を残すためである。これは、業平、文屋康秀、小町が導いた答えだが、私自身も考えさせられた。限られた三十一文字に込められた思い。そして、小町が自身の老いを読んだ「花の色は」の和歌。今回も、一巻同様にそれぞれの生き様がありありと伝ってきた。また、人物関係でも、六歌仙の僧正遍昭と小野小町は兄弟のような中で、夫婦になる可能性もあったこと、在原業平と小町は知り合いで、業平を通じて文屋康秀も共に和歌を詠む中になり、三人とも晩年まで交流があったことなど、点と点が線になった。

2016/11/24

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