本当はこわい仏教むかし話 マンガでよむ『日本霊異記』 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)

本当はこわい仏教むかし話 マンガでよむ『日本霊異記』 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
- 作家
- 出版社
- KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日
- 2016-03-18
- ISBN
- 9784040683720


本当はこわい仏教むかし話 マンガでよむ『日本霊異記』 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) / 感想・レビュー
ダミアン4号
子供の時に体験(聞かされた)した“やっちゃいけない事”をこうして読み直して見ると…子供に聞かせるにゃ~ちょっとグロいお話しも多かったんだなぁと(苦笑)私自身、暮れにはクリスマスを祝い除夜の鐘を聞いて神社に初詣という“信仰に篤い”という言葉から遠い暮らしをしているのですが…幼少年期に“刷り込まれた”この世で悪い事をしたらあの世で来世でその報いを受ける!という教えの影響は大きく…一昔前、社会問題(事件)となった某新興宗教への信者…安易な事は言えませんが幼い時にこういう話を聞いていればあるいは防げたのか?とも…
2016/05/16
馨
仏教の教えに基づき、現代では『悪いことをすれば罰を受ける』『親孝行』など、当たり前に教え込まれている良心であるが、昔はそうではなかった!そのように日本人に良心を植え付けたかを、怖くて気持ち悪い話(漫画)で説明してくれます。面白いのか面白くないかという感想では語れない。
2016/03/20
arisaka
「日本霊異記」のコミカライズ。日本で一番古い仏教説話のせいか、馴染みやすい。悪いことをすれば罰があたる、地獄でひどいめにあう、という日本人への刷り込みは、ここから始まったのか……
2016/07/23
もか
全然怖くなかったのと、仏教の話も頭に残らなくて、もやっとしました。 注意書きが多くてそれも盛り込むのもまんがじゃないのかなーと思いましたねぇ。 買ってまで読むことはおすすめしません。
2018/07/09
くれは@マンガ
『日本霊異記』は因果応報を説いた説話集だが、現代人の感覚でいう因果応報とはかなり違っている。”今生での幸も不幸も、前世の行いによるものだ”という理屈で、あらゆる理不尽を「説明」してしまう。もしかするとそれは、かつて自然や権力に抗うすべのなかった人間が、病気・戦争・貧困など、どうしようもない理不尽に「対処」するための知恵だったのかもしれない。様々な理不尽を呪いながら生きるのではなく、前世からの因縁なのだから仕方がない、であれば来世のために懸命に生きようと人々を前に向かせるための方便だったのかもしれない。
2016/07/14
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