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紳士の黙約 (角川文庫)

紳士の黙約 (角川文庫)

紳士の黙約 (角川文庫)

作家
ドン・ウィンズロウ
中山 宥
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-09-25
ISBN
9784041002520
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紳士の黙約 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ずっきん

【ドン・ウィンズロウ未読/再読祭り開催中】ドーン・パトロールのメンバーはもとより、街全体を敵に回してしまう八方塞がりに追い込まれ、いいとこもヤなとこも描きつくされるという羞恥プレイ。主人公に対してこの仕打ちかよ。非道の作家だなあとつくづく思う。あああ、これぞドン様だ。もー、大好き。ちょっと肩の力を抜いて楽しんで書いてるんだろうなあ。軽妙な部分とのバランスが気になったけど、読みごたえはバッチシ。以前の出版社から権利を買い戻したとのことで、次はシリーズとしてのスタイルも、もっと固まるよねと、勝手に正座待機♪

2020/05/16

Panzer Leader

ひゃっはー!犬の力シリーズも好きだけどニール・ケアリー・シリーズも大のお気に入りな自分にとっては、両シリーズのよい所どりをしたような作風は正にドンピシャ。満足すぎて語る言葉もなし。後は野蛮な奴らシリーズ読んで新作に備えるのみ。

2020/06/29

Tetchy

あの“ドーン・パトロール”の連中が帰ってきた!いや我々がまた彼らの許を訪れたというのが正しいのかもしれない。読んでいる我々が再びその地を訪れたかのような懐かしい思いを抱かせる、そんな雰囲気を備えている。今回は彼らが関わる3つの事件がなんと複雑に絡み合って驚くべき事件の構図を描き出す。この辺の味付けと云うか筆捌きは見事としかいいようがない。さてこの作家独特の喪失感は今回もあるものの、再生を予兆させる終わり方。喧嘩のいいところは仲直りできることだ、そんな爽快感を残してくれた。次に彼らの許を訪れるのが楽しみだ。

2012/11/04

hit4papa

サーファー、時々、探偵 ブーン・ダニエルズが主役のミステリ第二弾。主人公が受けた依頼は、ドーン・パトロールの仲間たち、そしてその街の人々を敵に回すことになってしまいます。心が折れそうになりながらも、自分の信念を貫こうと孤軍奮闘する姿が痛々しい。前作よりも主人公のタフさとナイーブさが際立つ作品になっています。一見別々の事件がひとつに収斂していくのは、ご都合主義的ではあるものの、爽快感を得ることができました。仲違いしてしまったドーン・パトロールはどうなる?最後にぐっときて、さらに追い打ちをかけられます。感動!

2017/07/14

ポルコ

相変わらずドン・ウィンズロウは最高…ラストのカタルシスは映画を観てるようだ。

2012/10/30

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