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子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫)

子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫)

子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫)

作家
玩具堂
籠目
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-08-31
ISBN
9784041004500
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子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー

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よっち

文芸部元部長東原さんの要請で、会長となるたま、佐々原さん、仙波さんの4人が雪のロッジへ。数年前に亡くなった人が事故死ではなく殺人事件ではないかと、4人が当時の役割を演じることで、問題解決したいという依頼。各々役割を振られた4人、会長は自ら試した目隠しプレイに大きく動揺し、佐々原さんはなるたまメモを取り始めて、なるたまに主張するようになり、仙波さんも心境の変化が感じられたりで、みんなきちんと自分なりに考えて方向性を見出し始めていたと思うんですが、その結論出ないままここでいったん一区切りですか...orz

2014/01/01

さばかん

やっべぇここにきて会長が強力だ。元来姉キャラ好きの私といたしましてはもう佐々原さんばっかりに傾倒していられなくなってきました。いやぁ佐々原さんの可愛さは過去に類を見ないほどなんですが、王道的な姉キャラである会長もこれまた素晴らしくて……。  佐々原さんは気づいてしまいましたねぇ……。佐々原さんの動向は面白すぎるのでこれからも見ていきたいですなぁ。でも次巻は未定みたいで……。

2012/10/22

星野流人

4巻に続いて2度目の長編は、冬休みの雪山での物語(夏休みから冬休みの間に1冊しかないのか……)。といったわけでいつもは賑やかな子ひつじも、今回は主要メンバーのみでのお届け。前回の長編はちょっとお話が抽象的な感があってあまり好きではなかったが、今回は具体的な過去の“事件”を取り扱っているため、なかなかおもしろかった。メッセージ性もあり、しっかりとした作品だったと思う。 次回の玩具堂さんの作品は新シリーズのようだけれど……このままフェードアウトしないで、子ひつじの続刊もちゃんと出してもらいたいところです……。

2012/09/02

shin

仙波、佐々原、会長となるたま達が依頼を受けて行った雪山のロッジで、かつて起こった事件の登場人物を演じながら真相を探る6巻。成長や心情が細やかに表現される文章に心を掴まれ、会長となるたまの同室、怪我した仙波への対処の辺りの互いの距離感が縮まる感覚にドキドキでした。殺伐とした状況こそ奇跡を現実にしようとする周囲の優しさと気づいた瞬間と、信じてきた事が崩れた千代に仙波が伝えた前向きな現実の受け止め方が印象的です。個人的に自分がサンタクロースを信じていた頃が思い出され、少し身近に感じる事のできた話でもありました。

2012/09/08

優紀

全てを終えた時みんなの成長が伺えてなんとも感慨深かった。会長もなるたまへの複雑な気持ちと正面からぶつかったようだし、佐々原は自分に似た人に出会って自分以外の人の思考が少しだけわかるようになった。そして仙波も妹との確執を産んだ悲しいサンタのエピソードにケリをつけることができたように思う。最後、千代に向けた表情はきっと「笑顔」だったのだと想像する。てなわけで次は新作ということだが今後こいつらがどうなったかそれはもう『微にえぐり入り細を穿ち貫くが如く詳細に』知りたいので続きがあることを強く望む。

2012/09/16

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