寺山修司のラブレター
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寺山修司のラブレター / 感想・レビュー
さおり
図書館にて(お手紙特集してたので)。表紙のかわいらしさに惹かれて手にとった。寺山修司さんのことは全く知らなかったけど、このラブレターたちを読んだら、何というか、魅力的な人なんだろうなぁと思う。私はラブレターをもらうとひいちゃう方なのでこういうのに向いてませんが、傍目に見てるぶんにはとてもすてきです。
2016/07/07
風眠
寺山修司と九條今日子(九條映子)。男とか女とか恋とか愛とか、そういう括りを通り越した運命の二人だ。始まりはいわゆる恋だった。当然の流れのように結婚した二人だったが、演劇実験室「天井桟敷」を創設してからは離婚という形を選び、同志となった。寺山が亡くなった後、彼が創り上げたものをこの世に残したのは元妻の映子。そして映子は寺山の母に請われ、寺山家の養女となった。今日子と改名したのは多分もう寺山以外の誰にも「映子」と呼ばれたくなかったからだろう。形ではなく、誰かを永遠に愛するとは、こういう覚悟のことを言うのだ。
2015/08/28
Mumiu
文学セミナーのお題本。「さよならだけが人生ならば・・・」のイメージっていったい⁈なカワイさ!!もうむず痒くなるくらいのスイート寺山修司&九條今日子。文字を、写真を、ストレートなラブレターたちを愛でる一冊♪もったいなくて読み終わってないけど登録しちゃいます。
2015/06/11
sssakura
寺山修司は才能溢れる人だったと思う。しかも一番理解してほしい人に理解され、共に沢山の作品を作っただなんて、この上なく幸せな人生だなぁと羨ましく思った。「あのとききみをかわいいと思った。かわいいなんてかいて一寸てれくさい。」そんなことを書く寺山がかわいい。今日子さんの返礼のことばは、私の理想とする最期。寺山修司に惚れ直しました。
2016/02/07
ぱぁる
ほほえましい寺山の言葉と文字に、口元が緩む。なんてチャーミングに読めてしまうんだろう。九條さんは懐深い方に思えて、支えていたんだなと感じる。
2015/06/05
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