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片桐酒店の副業 (角川文庫)

片桐酒店の副業 (角川文庫)

片桐酒店の副業 (角川文庫)

作家
徳永圭
新潮社
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-05-25
ISBN
9784041039960
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ジャンル

片桐酒店の副業 (角川文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

酒店の店主が副業で、東海三県の範囲内で法にふれなければ何でも配達するという話!店主がまず暗いイメージで、なんでそんな恰好で働くのとツッコミを入れ、この本は、ハズレかなとも思いましたが、読んでいくうちにはまりましたね。面白かったです。舞台が岐阜県というのが酒店の外観のイメージ、配達中の景色がふくらみ面白さが増しますね。ラスト、しっくりこなかったんですが、続編の要素を残しているのでは…?ぜひ続編がでてほしい作品です。続編で、どんだけ変わった物を配達してくれるか楽しみだなあ。

2016/08/14

mr.lupin

片桐酒店の店主の片桐は、本業のかたわら配達を副業としていた。片桐の元にはやっかいな依頼が舞い込んでくる。依頼される物もアイドルに差し入れとか、入院してい母親に子供からのプレゼントとか様々だが、どの話も今一つインパクトに欠けてるような気がした。ただ、第三章の「悪意」は、結構ブラックな話で面白かった。全体的にはチョッと中途半端な感じ多かったかな。それに片桐の過去の話は必要だったんだろうか? ☆☆☆★★

2020/07/05

ジュール リブレ

5編の短編が織りなす人生模様。それぞれ主役が変わるけど、黒子のようなテの子店主の視点が見えて、いくつかの作品では、自ら主役になって、そんな複雑なストーリーが良かったな。ラストの、朝の訪問者と、案外、最初の、短期バイトの憂鬱が良かったかな。真ん中の、悪意、は、もう少し引っ張って欲しかった。

2019/01/31

りり

お酒以外にも法に触れないものなら何でも配達してくれる片桐酒店。4つのストーリーがあって、どれも変わっている依頼内容でした。「悪意」では片桐がどうやって配達するのかが気になり、一番印象に残ってます。

2017/06/12

瀧ながれ

「町の酒屋さん」が配達のついでにいろんな物を運んでいたら、それが副業になってしまった、という連作短編集。配達する内容によって雰囲気が変わっておもしろいのだけど、どれも送り手の思いと受け取り手の反応にズレがあって、単なる「いい話」じゃないのが、心にうまくひっかかる。「悪意」を届けてほしいという依頼が、片桐がどう答えるのかが気になって、いちばん印象に残るエピソードでした。あと、じいさんの孫への贈り物が、喜んでもらえたらいいなあ。

2017/03/08

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