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後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋 (角川文庫)

後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋 (角川文庫)

後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋 (角川文庫)

作家
篠原悠希
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-11-25
ISBN
9784041056943
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後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋 (角川文庫) / 感想・レビュー

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すがはら

後宮編終了。だけど遊圭、すっかり猪突猛進ヒロインじゃないですか!玄月にちゃんと話を付けずに勝手に突き進んでは窮地に陥って、その度に玄月に助け出されて…。麗華公主も、母親に顧みられたくて、自滅した母親を助けてまた利用だけされて、迷惑な奴らです。遊圭と明々に関しては、最後はきれに収まって、良いエンディングでした。

2018/06/13

ぽんすけ

ついに後宮編も完結。不死鳥の如く復活してきた娥娘のしぶとさに帝室への執念を感じた。後宮に潜入した当初は明々いなかったら死ぬなと思っていた遊圭だったけど、大分強くなった。無事皇帝との賭けに勝って族滅法を廃止できたのは大したものである。そして玄月。この人は裏主人公だよね。誰よりも才能溢れた逸材なのに、自分の全く関係ないところで宦官へと身を落とし、どんなに才能があっても国政の表舞台に立つことは決して許されない身。似たような出自で、お尋ね者ではあるが可能性という面で自分と大きく差がある遊圭への複雑な想いがせつない

2021/01/12

シリーズ3作目、そして、この巻で後宮編完結。族滅法の廃止を賭けて、女官仲間たちと挑むことになった医生官試験。そして、前巻で完全に解決していなかった陰謀。巻き込まれているんだか、自分から首を突っ込んでいるんだか分からないような遊圭の行動は相変わらず心臓に悪い。けれど、全て収まるところに収まってくれたようで、ほっと一安心。今まで少し分かりづらかった皇帝・陽元の心情も描かれていたのも良かったな。彼の側に玲玉と玄月がいてくれて良かったと心から思う。いつかそこに遊圭も加わる日を期待してもいいだろうか。続きも楽しみ。

2019/01/18

ひめありす@灯れ松明の火

綺羅星の様に周りを導き、そして消えていった遊茎。それは〈天地玄黄〉といわれるように本来天の色。男ではない、女ではない。誰の物にもなってはならないもう一つの天の主玄月。そしてこの黄金色の国を照らす太陽であり後宮の正当なる主の陽元。星と月と日。三人の男を巡る後宮物語、第一部の完結。掛け値なしに盛り沢山で面白かったです!ラスト間近、一皮むけた陽元が目を細めながら太陽を睨む場面が印象的。どんなに人が頑張っても、どうにもならない大きな流れがこの先にある気がして。その時に遊茎は、玄月は、明々は、胡娘はどうするのだろう

2018/03/31

kagetrasama-aoi(葵・橘)

「金椛国春秋」第三巻。後宮編、完結しました。主人公の星遊圭の魅力的なことは言わずもがな、なんですが、取り巻く人々が凄く良いです。特にお気に入りは明々です。大団円堪能しました。一つ残念なのは“東瀛国”の橘氏、切なかったです。“東瀛国”は中原の東の海にある国の意で多分“日本”(台湾の説も有るらしい)なんですよね(*^^*)。浪漫を感じました。シリーズとしては未々続きがあり、楽しみに読みます。

2021/09/09

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