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切断 (角川文庫)

切断 (角川文庫)

切断 (角川文庫)

作家
黒川博行
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-10-24
ISBN
9784041066034
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切断 (角川文庫) / 感想・レビュー

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散文の詞

猟奇的な殺人から始まるこの話。 なにしろ、被害者は、耳を切り取られ、さらに別人の小指を耳の穴に差されていたのだから。 ただ、そのタイミングで血についてあまり触れらていなかったのが残念。 三人称で書かれているので、かなり早い段階で、真相に気がつくとはできるかもしれないので、推理小説としてとらえるよりも、エンターティメントものとして読むのがいいのかもしれない。 まあ、最終的には、小指の秘密も明かされスッキリするのでその点はよかった。

2020/06/22

まさきち

場面が今と過去を代わる代わる描かれていて少々混乱し、やや読みづらい印象。また切断に絡めた猟奇的な犯罪とその謎解きを期待していたが、そこまでのものではなく少々期待外れ。

2020/09/08

タイ子

黒川さんの初期作品の新装版。最初から怪しい雰囲気で始まり、いきなりの殺戮シーン。うわっ!と思うのは時期尚早でして、ここからこの作品の面白さが味わえる。過去と現在を同時に語る構成になっているので、途中でン?て思う個所もあったりでストーリーにも犯人にも翻弄されながら読むことに。それだけに、犯人の動機、意図が見え隠れしながら、捜査側の状況も展開していくので面白い。ラストが単行本と文庫本では違うらしいのでそれも気になりつつの読了です。

2018/11/15

mr.lupin

黒川さんの初期の頃の時代を思わず感じるような作品だった。小指、耳、舌を切り取られると言う猟奇的連続殺人事件。犯人の狙いは何なのか? 大阪府警の刑事の久松は後輩の曾根と犯人を追う。テンポも良く読みやすかったが、登場人物が多くまたその関係もしっかり把握できないまま読了。黒川さんと言うともっと極悪人がでてきて、大阪弁で捲し立てるイメージがあるけどこの作品ほちょっと固かった感じ。またラストもちょっと肩透かしを食らった感じだった。☆☆★★★

2020/10/26

tomoko

黒川氏初期の作品とか。関西弁が飛び交う感じ…ここから疫病神シリーズに繋がっていくのかな?猟奇的連続殺人は、耳を切り取ったり、舌を切り取ったり、ヒェーッと思う場面も多々あったが、さすが!引き込まれる内容だった。関係者の過去と現在が交互に書かれ、犯人や動機がだんだんとわかってくる。悪意、身から出たサビ、兄妹愛…なんだか切なく物悲しい気持ちで読み終わった。

2019/01/27

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