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火の鳥12 太陽編(下) (角川文庫)

火の鳥12 太陽編(下) (角川文庫)

火の鳥12 太陽編(下) (角川文庫)

作家
手塚治虫
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-11-22
ISBN
9784041066416
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火の鳥12 太陽編(下) (角川文庫) / 感想・レビュー

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ともかず

歴史は繰り返す…。そして明かされる未来との繋がり。過去編の主人公があの後どうなったかまで見たいと思わされました。各キャラもきちんと個性が立っていて、しかもストーリーまで作りこまれてる…。たしかにこんな濃い漫画はなかなかないな。

2020/01/09

活字スキー

『手塚治虫の日本誕生』とでも呼びたくなる太陽編、完結。壬申の乱から千年といえば江戸時代のはずだが、限りない欲望と愚かさの二重螺旋が紡ぐ人の世は何千年を経ようとも変わりはしないということか。数奇な運命に翻弄されながらも人としての愛と誠を貫こうとする犬上。不毛な世界で若くして殺しを生業としてきたスグル。両者の魂は多くの人々の思いを巻き込みつつ火の鳥に導かれるように収束してゆく。諸行無常の理の中にあって、変われないという絶望と変わらないという希望の混濁。

2019/07/28

ロア

健康な体でもっともっともっと長生きして、沢山の作品を生み出していただきたかったなぁ(゚´ω`゚)

2020/10/06

gtn

宗教と宗教との争いほど、愚かなものはない。それぞれが、人間の幸福が最上と考えているはず。ならば、異教者に迫害を加える所以はない。

2023/12/08

阿部義彦

生前の手塚治虫さんが描き継いだ、最後の火の鳥でした。この後地上編と言うのを描こうと構想はしていたとあります。結果としてはラストエピソードとはなりましたが宗教と戦争そして妖怪(狗族)の世界を犬の首を触媒として輪廻転生を絡めて、過去から未来までの大きなスケールで描く問題作でした。裏のテーマは純愛ですね。時間を忘れる読書でした。小説家とは違ってこの漫画を描きながら別の漫画(未完に終わりましたが)も同時進行でストーリーと作画をしてたなんて人間業とは思えません。作品は永遠に残ります。

2018/12/01

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