蔵の中・鬼火 (角川文庫)
蔵の中・鬼火 (角川文庫) / 感想・レビュー
金沢みゆき
長編は幾つか読んだ記憶がありますが、短編集は初めてです。夢か現か幻か?愛と憎しみと悲しみが交錯する、怖くて妖しくて美しい横溝ワールド炸裂です。これが男女の究極の愛なのかもしれません。おぞましい世界にぐいぐい引き込まれていきます。表題作「鬼火」はもちろん、ほかの5編も傑作です。良い作品は時代を経ても色褪せず、さらに輝きを増していく。そんな作品集でした。… 怪談じゃないのに、どうしてこんなに怖いのでしょうか〜!?😱 教えて下さった読み友さん、おふたりに感謝します。ありがとうございました。
2020/08/25
coco夏ko10角
6つの作品収録の短編集。昭和10年~11年に発表された作品。どれも雰囲気たっぷりでいい。
2020/01/18
Toshi
横溝正史おもしろい。。。「犬神家の一族」読んでしょーもなーと思いそれきりでした。(最初に何読むか大事)昭和10年前後に書かれた短編集。耽美的麗文、今読んでもいけてる。
2019/11/21
アオノ
2018年の7月に杉本カバーで復刊されていたらしいけど、精文館限定らしく、全く気付いていませんでした。再版を機にその他の書店でも扱われる事になり、ようやく目に止まったわけですが、いやぁ、テンション上がりましたねー。この興奮を店員に悟られるのではないかとヒヤヒヤした程です。悟られたとて、どうなるわけでもありませんが。丸善限定の真珠郎もそうですが、非・金田一でありながらツボを押さえた復刻にくすぐったい思いを感じます。今後も定期的に杉本カバーで色々復刊して欲しいなあ。できれば書店を限定せずに…
2019/05/01
検尿泥棒
横溝正史11冊目。文章が昔風で読みづらい部分があって予定より読み終わるまでかなり時間がかかってしまった。全部男女の話しで金田一耕助でも由利麟太郎でもない別の横溝作品を知ることができた。
2020/06/22
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