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秘密の花園 (角川文庫)

秘密の花園 (角川文庫)

秘密の花園 (角川文庫)

作家
フランシス・ホジソン・バーネット
羽田詩津子
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-06-14
ISBN
9784041073827
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秘密の花園 (角川文庫) / 感想・レビュー

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鱒子

親の愛を知らずに育った少女少年が、秘かに閉ざされた庭を見つけ、そこで健やかに成長してゆきます。——引き込まれて一気に読んでしまった!なんて面白いんだろう、素晴らしいんだろう。この本には魔法がかかっているなぁ。

2021/06/29

はるき

 バーネットの作品の中でこれが一番好き。お金持ちのお嬢様なのに性格キツくて可愛くない。子供の時はこの設定に度肝を抜かれました。でも、大人になって読むと、メアリの陰険で執念深くて意地悪な部分こそ惹かれてしまう。閉ざされた花園の鍵を開けたことから始まる再生の物語。勝因は秀逸な表題と、リアルな子供像かな。

2019/07/15

瀧ながれ

あらすじを語ればあっけないお話なのだけど、それをここまで読ませる長編に書き上げたバーネットは素晴らしいな。いろんな訳者で読んで、そのたびに感動していて、この新刊でも、オチはとっくに知ってるのに、始終胸をときめかせていた。ムーアや花園の、冬から日毎に春を迎える丁寧な描写がうつくしい。それは同時に、主人公たちの成長と変化の描写につながる。読んでいるあいだ、読者もまた特別に秘密の花園に招き入れられた一人となり、主人公たちと秘密を共有する、ような気持ちになる。それが楽しい。

2019/07/20

いぼいのしし

読むのは小学生の時以来だったけれどおもしろかった。記憶してた以上に自然の美しい描写がたくさんあった。春の訪れと共に庭と子ども達が生き生きと変化していく様が目に浮かぶようで、読んでいて癒しと活力を分けてもらったみたいな気分になった。

2021/07/21

なつきネコ

いろんな分野の本を読んできたが児童文学はまだ。ここで初挑戦してみた。何というか自然の美しさの讃歌、純粋な子供達の修正力を信じさせる話でした。最近の自分がスゴイなんて、矮小な世界でない純粋な広がりを感じさせる。主な舞台がヨークシャーの屋敷の中なのに。この世界の広さは子供の視点と庭園の中の自然の美しさがそうさせるんだろうな。捻れた子供達の真っ直ぐにイキイキと変わっていくのは嬉しい。秘密を隠すために楽しげに芝居をする姿はニマニマして楽しい。最初に児童文学の楽しさを教えてくれた一冊でした。

2022/11/23

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