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流浪の大地

流浪の大地

流浪の大地

作家
本城雅人
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-02-28
ISBN
9784041077702
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流浪の大地 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

IR建設を巡るゼネコンの闇と政治家の陰謀。志を持ってゼネコンマンになった新井の苦悩と真実を炙り出そうと奔走する中央新聞の記者、那智・滝谷・向田。黒塗りの資料の謎が解けてからの展開が早く、一気に面白くなりました。

2020/04/07

それぞれが心に傷を持つ3人の記者達が、真実を求めて奔走。特別な才能や技術では無く、『想い』を前面に出してのが◎。やっぱり記者モノはアツイ方が面白い

2020/04/10

ナミのママ

いつもながら本城さんの作品に登場する記者はアツイです。今回は個性豊かで傷を抱えた3人チーム。それと並行してゼネコンのベテラン社員、今作は両方の視点で進んでいきます。都内に計画されたIR予定地のの大規模入札。国絡みの汚職? ゼネコンとの癒着?これはスケールが大きくて読み応えがありました。もう少し、しつこく、読みたかった気もしますが満足です。

2020/03/17

トラキチ

池井戸潤の作品ほど明快ではないけれど、働く男たちの矜持を描かせたら本城氏も負けていません。 登場人物が多く読み進めるにあたり多少の苦労は要するが、後半からの怒涛の展開は読者の期待以上と言えそうです。 本作は本当に起こり得そうなIR建設におけるゼネコンと政治家の癒着、それを取材する新聞記者たちが描かれています。ゼネコン側で知らぬうちに談合に巻き込まれた形の新井と新聞記者側として周りのメンバーと協力して取材にあたる那智、それぞれの生きざまが読者に熱く伝わってきます。

2020/04/12

薦渕雅春

「小説 野性時代」2018年9月号〜19年7月号に連載。今年2月に単行本化。帯に〈その仕事に、誇りはあるか。〉〈熱き仕事人(ビジネスマン)たちの誇りを賭けた物語。〉とある。中々面白かった。2人が主人公と言っていいだろうか、ゼネコンマンの新井、そして新聞記者の那智。舞台は日本初の統合型リゾート(IR)の開発計画と、その為の国有地売却の入札。公共工事での談合の問題、政治家との癒着、大きなお金が動くため様々な思惑・利益が絡んでくる世界。実際に我が国が直面しているであろう問題に著者が得意とするフィールドで訴える!

2020/09/06

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