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彼女の色に届くまで (角川文庫)

彼女の色に届くまで (角川文庫)

彼女の色に届くまで (角川文庫)

作家
似鳥鶏
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-02-21
ISBN
9784041085714
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彼女の色に届くまで (角川文庫) / 感想・レビュー

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★Masako★

★★★★タイトルや表紙からラノベっぽいのかと思ったら、読み応え十分のミステリーだった!画家を目指している緑川礼と天才的な美術センスを持つ美少女・千坂桜。二人は高校、大学、社会人と、何度も絵画に纏わる事件に巻き込まれ、その度に桜が有名な絵画をヒントにトリックを見抜き、礼が犯人を探し当ててきた。連作短編の形をとっているがどの話のトリックも面白く謎解きも鮮やか。最終章では全ての話が繋がり真の真相が!礼の絵に対する葛藤や桜に対する想いもよく描かれていて、まさに青春アートミステリ。美術に関する註釈と後書きが面白い!

2020/05/27

kei302

「天才少女(少年も)」基礎技術なしで美大入学っていうのあるじゃない。ありえへんから、そんなん。そこんとこはさすがですねの似鳥作品。そうきたか! 納得ですよ。単行本で読んだのに、懲りずに文庫本でも読む。だって、あとがきが目当てですもの。【単行本とは、装幀もフォントも本文も違う文庫版の登場です】そうか、そう来たか。真贋は如何に。#ニコカド2020

2020/12/03

kk

似鳥好きのkkにとって、気にはなるけど、読まなきゃ読まんでいいかなと思ってた作品。でも、読んでみて大正解。若い男性のウダウダな心の動きとか、他人には理解できんような変な心配とか、すごくビビットに描かれてますね。最初のくだりなんか、大袈裟に言えば『人間失格』を彷彿させちゃうような。全体としてコミカルなトーンも強いけど、「持ってる人」に対する「こっち側の人間」の、如何ともしがたい複雑な気持ちなど、重いテーマにもキッチリ向き合ってます。それにしても、似鳥先生、なんでこんなにアート詳しいのかな? やってた?

2020/08/17

かのん

アートミステリとのことで、読んでみました。最初は、ミステリというが、軽い感じを受けていたんだけど、最終章で、全ての伏線が回収された時、おぉ~って(๑´ლ`๑)笑千坂桜と緑川礼の関係も、私的には、いい終わり方だなぁと思いました。絵画に全く疎い私は、途中でちゃんと絵画が載っているの助かりました( * ॑꒳ ॑* )♪作者と題名のみだったらちんぷんかんぷんで理解不能に( ̄▽ ̄;)ミステリ苦手な人でも、読めるんじゃないかなぁ。軽めなので♪

2020/11/23

mihya

この先、英ポロが清麻呂清麻呂清麻呂になる呪いをかけられる話。 面白かった。風戸くんが良い。

2024/03/04

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