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1984 (角川文庫)

1984 (角川文庫)

1984 (角川文庫)

作家
ジョージ オーウェル
田内志文
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-03-24
ISBN
9784041092453
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1984 (角川文庫) / 感想・レビュー

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しんすけ

ハヤカワ文庫から数えて3回以上読んでいるのだが、その度に読書速度が遅くなっていることに気付いた。 内容が現代の描写のようで、考えさせられることが多いのが原因なのだろうか。 主人公ウインストンの主たる仕事は公文書の改竄である。 その内容を愚かな民衆が信じ、惨めな生活を惨めと思わないような意識操作を行っていると云える。 SNSが多くの意見を取り入れる媒体でなく、考え方の多様性を否定する方向を示唆している実態を観れば、今日が本書に酷似しているのに気づかされる。

2021/05/09

pen

次に読む本の予習で。あるあると感じる箇所が多いのは不味い気がするが実際そうだから仕方ない。過去の訳では「憎悪」としていたらしい単語をそのまま「ヘイト」としたことで、個人的には一層身近に感じられた。実際現実に存在する「ヘイト」と付く単語は、本書の訳の中では容易に溶け込めてしまいそうだ。本作は三人称で語られているけども、絶妙に主人公の見えている範囲が限定的なのが良かった。全てを分かっていないからこそ理解したつもりになり、結果として転がっていく。全体を通して描かれる不透明な曖昧さが一番怖い。

2021/05/11

Vincent

11年ぶりの再読。ディストピア小説の名作。昨今の世界情勢を鑑みて本書に描かれる異常に統制された管理社会は荒唐無稽どころかかなり現実味を帯びているのが本当に恐ろしい。わが国の政治家は本書を熟読してもっと危機意識をもつべき。新訳は帯の宣伝文句どおりリーダビリティが高く上出来。マグリットのカバー絵画もナイスチョイス。

2021/04/17

YS-56

試練だとしても耐えたくはない。そんなディストピア。警鐘として、心に刻んでおきます。

2021/05/04

古本虫がさまよう

解説記内田樹氏は、21世紀に入って、「人々が繰り返し『1984』に言及するようになった」ことなどに驚いたとのこと。今回の新訳を読んで「いつのまにか、この小説に書かれていることと日本の現実の境目がわからなくなってきていた」と述懐している。ふうん? 「1984」に「書かれていることと日本の現実の境目がわからなくなってきて」しまったとは、ちょっと不可思議な知的反応だと思う。境目なんて十分にあるでしょう?解説者への違和感についてはブログに書いた。

2021/03/27

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