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雪割草 (角川文庫)

雪割草 (角川文庫)

雪割草 (角川文庫)

作家
横溝正史
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-04-23
ISBN
9784041093009
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ジャンル

雪割草 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ponpon

戦時中に新聞連載され戦後長いこと忘れ去られていた長編小説。戦時下、ヒロイン有爲子が父の死亡を機に信州上諏訪から上京するところから物語が始まる。東京で彼女が巡り会う様々な人々。経済的には辛い局面が続く中で、夫の仁吾の言動にはイライラさせられるが、彼女は逞しかった。戦時下に著されているが、プロパガンダ的要素は皆無。現代でも違和感無く600頁を厭きること無く一気に読了。物語としても、さすが横溝正史といったところだが、断片的な情報から戦時下の地方紙をあたり復刊に漕ぎ着けた関係者の努力に感謝。大満足の一冊。

2021/05/05

坂城 弥生

血みどろの殺人も、犯人探しもない、ただ懸命に生きている人達の姿がありました。

2021/10/01

のびすけ

戦時下の地方新聞で連載され、約80年もの間埋もれたままになっていた幻の長編作品の文庫化。「横溝正史の幻の作品」という響きに胸が踊る!物語は、本当の父親を探す有爲子が遭遇する苦難の数々と、そんな有爲子の周りの人達との人間模様が描かれる。いわゆる「通俗小説」。ミステリーではない横溝作品にやや懐疑的だったが、なかなかどうして、とても面白かった!飽きさせない展開と読みやすい文章が、本編570頁というボリュームを感じさせなかった。本作品に金田一耕助の原型となる容姿を持つ主要人物が登場していることも非常に興味深い。

2021/04/28

テフェ

先の大戦中に書かれ新潟の新聞に掲載された以外、書籍化されずに2006年に原稿が発見された。金田一耕助以前の作品らしく、探偵も出てこない女性を主人公にした通俗小説とされる。舞台は上諏訪、主人公の緒方有爲子と後に結婚する日本画家の賀川仁吾の波乱万丈の話。芯が通っているようでか弱さが見える有爲子、ちょっと弱気で優柔不断に感じる仁吾。仁吾の師匠の五味楓香夫妻やその娘の美奈子との壊れそうになる人間関係の中、最後には大団円の結末。楓香が謝罪に来た仁吾に諭す台詞(P372)に楓香の悔しい思いに涙出そうだった。

2021/08/23

ざるめ

「ビブリア古書堂の事件手帖」で知ったこの作品(^^)ちょうど文庫化されるタイミングだったので購入♪新潟の新聞に掲載されていたという事は毎晩寝る前に一話一話読むのに最適!と思っていたけれど、二、三話いくことも(^^;)もうヒロインの有爲子の事が気になって気になって…(>_<)

2021/07/20

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