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熱風団地

熱風団地

熱風団地

作家
大沢在昌
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-08-30
ISBN
9784041095645
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熱風団地 / 感想・レビュー

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starbro

大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者には珍しいバディ物、快調に一気読みでした。ヒナ(元女子プロレスラー「レッドパンサー」)が、魅力的です。日本の少子高齢化&人口減が加速すると、古い大規模団地が、外国人に占拠されて熱風化するかも知れません。 https://www.sankei.com/article/20210827-A6W32JFFIBOH3KAL3K5OG75SC4/

2021/09/13

おしゃべりメガネ

久しぶりの大沢先生作品です。アガリ症の観光ガイドと元女子プロレスラーのコンビが東南アジアの小国『ベサール』の王子を捜してほしいと依頼を受けます。大沢さんの作品にしては、ちょっと軽めで読みやすさは相変わらず健在ですが、正直ボリュームの割にはちょっと薄味だったかなと。アガリ症の主人公のはずが、全然そんな片鱗はみせるコトなく、むしろ果敢にコミュニケーションをとりながら、次から次へとトラブルを対処していきます。読んでて楽しかったのは二人のやりとりだけで、他はちょっと微妙で、ベサール語の部分が読みにくかったです。

2021/10/03

ゆみねこ

東南アジアの小国ベサール(架空)でクーデターが起こり日本人の第二夫人と王位継承者の王子が日本に滞在中。しかし王子はかなりの悪ガキで家出中。王子の行方を探すことを依頼されたのは旅行ガイドでベサール語が話せる佐抜と元女子プロレスラーのヒナ。アジア系の住人が多く住む団地を舞台に中国人、ベサールのレジスタンスグループ、外務省が入り乱れながら王子を追う。かなり面白かった。

2023/03/18

kei302

会話文が多いのは気になるが、目新しい切り口で面白かった。日本にいる王子を探せ。チャラくて軟派な16歳のケント王子。何も考えていない。熱風「団地」・・熱風の団地? に家出中。 熱気とスパイスの香り、生命力、逞しさなど、とにかく“熱い”団地。主人公は口べたでおとなしいフリーの旅行ガイド佐抜。格好良くない。 相棒は元プロレスラー、若くて美人でスタイル抜群とは真逆なのが好ポイント。40歳。佐抜が図太くなっていくところとケントの精神的な成長と自覚が読みどころ。

2021/09/09

オーウェン

表紙は中国とか東南アジアの屋台通りみたいだが、舞台は日本の千葉。 それもアジア人が固まって暮らすアジア団地。 佐抜はガイドの仕事によりベサール語を話せる数少ない1人。 そんな佐抜に飛び込んだ依頼は日本に亡命したベサール国の王子を探すこと。 相棒となるヒナ。 彼女は元女子プロレスラーであり、佐抜の憧れの女性。 このキャラが個性的で、暴漢を叩きのめすのに蜘蛛が怖いなど面白い性格付け。 素人然だった佐抜も終盤はエージェントのように見える成長ぶり。 ラストはまだ続きそうな感じだったけど、続編あるかな。

2021/12/24

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