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テスカトリポカ

テスカトリポカ

テスカトリポカ

作家
佐藤究
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-02-19
ISBN
9784041096987
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テスカトリポカ / 感想・レビュー

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starbro

佐藤 究、3作目です。本書は、圧倒的な暴力ノワールをアステカの神々が誘うクライム・ノベル、読み応えがありました。アステカの古代神が現代に蘇り、現人神コシモ降臨ということでしょうか?続編を希望します。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/5433

2021/03/15

とん大西

かすかに、しかし連綿と受け継がれてきた古代アステカの因習。妄信が狂気をよぶ。狂気が暴力を生みだす。日本、メキシコ、インドネシア…。境遇は違えど出会うべくして出会ったコシモとバルミロ。闇の邂逅はテスカトリポカの導きか。復讐、制裁、抗争。そして生け贄は神に捧げられる。恐怖が恍惚へ昇華する狂気。もし、実写なら正視に耐えられん描写の数々。が、不思議とエグさが後を引きずらない。でもって550頁の大長編ながらも飽きさせないスリリングな展開。読み手のツボをおさえてますね。バイオレンスエンタメ、きっちり仕上がってます。

2021/03/23

のぶ

スケールの大きなエンタメで、内容も充実していた。扱われていたテーマは、麻薬と臓器の密輸。川崎に生まれ育った土方コシモは、天涯孤独の生活を送っていた。一方でメキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。その頃、土方コシモとバルミロは日本で出会い、彼らの犯罪に巻きこまれていく。ドン・ウィンズロウのような香りのする作品だが、日本でこれだけの物語を造り得た事は凄いと思う。冒険小説の好きな人にはぜひお薦めしたい一冊。

2021/03/09

修一郎

「テスカトリポカ」はアステカ文明での最強の神様,アステカ文明の心臓崇拝/生贄信仰と現代の臓器売買ビジネスが並走するとんでもない熱量のクライムノベルだ。メキシコでの麻薬戦争と暴力が,世界を回りまわって身近な川崎を舞台に繰り広げられるなんて。ワールドワイドな臓器売買ビジネスは絵空事でもなんでもないことを知った。自分の想像力が追いつけていかない程だ。佐藤究さん圧巻の初読み。。

2021/05/03

パトラッシュ

メキシコでの凄惨な麻薬カルテル抗争に日本の無国籍児問題と薬物汚染。無関係の犯罪や社会問題がインドネシアで結びつき、日本を舞台とした臓器密売移植ビジネスに発展する過程は息苦しいほど読まされる。パルミロが祖母から伝えられたアステカの人身御供の神事が繰り返し語られ、相次ぐ殺人や破滅も神に捧げる生贄にしか思えなくなる。裏の世界の生態を描くノワール物の頂点といえる迫力だが、そこまで盛り上げながら僅かな裏切りで犯罪組織が瓦解してしまうラストは呆気ない。メキシコの大地を血に染める壮絶な復讐劇を期待していたのは私だけか。

2021/03/19

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