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ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫)

作家
宮部みゆき
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-06-15
ISBN
9784041111727
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ブレイブ・ストーリー 下 (角川文庫) / 感想・レビュー

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神太郎

下巻は痛みと別れが多い巻でしたね。子供向けというよりも大人になる中高生に対してのメッセージが込められていそうだなぁ。君達はこの苦境を現状をどう乗り越えるのか?みたいな。RPGによくある友情と我欲を捨て誰かを守りたいという気持ちを持つものが勇者たりえる。そこは王道をしっかりと踏んできたなぁと思う。ミツルはどうなったんだろうか。ここは多分読者一人一人の解釈に委ねてる気がします。

2023/12/28

トーナ

始めから終わりまで展開がしっかりとまとまった、良い王道ファンタジーでした。特に「異世界でありながら自分の内面でもある世界」という設定のおかげで、どれがどんな風にワタルの心を表しているのか、と想像しながら読むのが楽しかったです。とはいえ子供の頃に読んだ時とは違い、ファンタジー部分より現実でのドロドロの方がハラハラして面白かったので、次に宮部みゆきを読むときはそういうのを探して読もうと思います。

2022/05/25

あかつや

色々あって帝国の野望を阻止するために行動するワタルたち一行。先行しているミツルを追って北へ向かう。プレイしてないゲームのノベライズを読んでる感は相変わらずあるんだけど、最後のあたりは良い盛り上がりだった。王道展開は強い。ちょっとプレイした気になったよ。この冒険を通してワタルが得る教訓は、今の状況を変えるには世界を変えるより自分が変わった方が手っ取り早いというシンプルなものだけど、これ覚えとかないと人生暗くなっちゃうからな。現世に戻った亘少年の前途はきっと明るいだろう。不動産屋の令嬢とも仲良くなれそうだし。

2022/10/28

みくくくくくく

ちゃんと子供向けなのに、厳しい。とても厳しい世界。確かにこれは小学生に読んでもらいたい一冊だな。子供向け子供向けと言いつつ、最後は本当に感動した。よかった。

2023/11/22

水瀬しあ

やはり思いのほかシビアな展開。この手のものは大体異世界も異世界でシビアではあるものですが、シビアの方向性がリアルというか。その点においてもワタルの成長においても、現世から生まれた幻界であるというのが重要なんだなと読み進めるほどに実感。途中では一体どう願うつもりかと思いましたが、いざその時になればそれしかないと思えたのが見事でした。ミツルは最初からあんまり好きになれないキャラでしたが、彼もまだ子供なのにワタルのようにはいかないのかと思うと切ない。最後、半ば忘れかけてたヒト柱の件で一番泣けました……。

2022/06/26

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