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宮部みゆき

職業・肩書き
作家
ふりがな
みやべ・みゆき

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所等に勤務の後、87年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を 受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文化科学大臣賞文化部門、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Awardを受賞。『ソロモンの偽証』『桜ほうさら』『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』『ペテロの葬儀列』『荒神』『悲嘆の門』など著書多数。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1987年
『我らが隣人の犯罪』第26回オール読物推理小説新人賞
1987年
『かまいたち』第12回歴史文学賞 佳作
1989年
『魔術はささやく』第2回日本推理サスペンス大賞
1992年
『本所深川ふしぎ草紙』吉川英治文学新人賞
1992年
『龍は眠る』第45回日本推理作家協会賞
1993年
『火車』第6回山本周五郎賞
1997年
『蒲生邸事件』第18回日本SF大賞
1999年
『理由』第120回直木賞
2001年
『模倣犯』第55回毎日出版文化賞 特別賞
2007年
『名もなき毒』第41回吉川英治文学賞

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旅行移動中でもお家でも! GW中にじっくり読みたい王道ミステリー小説5選

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 時間がたっぷりとあるGWは、なにかおもしろい本に触れたくもなるもの。そんな時は、王道のミステリー小説をじっくりと楽しみ、スリル感を満喫してみてはいかがだろうか? 長年愛され続けている王道ミステリーにはラスト1ページまで楽しめる仕掛けが盛りだくさん。本稿では、特におすすめしたい作品を5つご紹介したい。

■死刑判決を受けたの冤罪死刑囚を救うカギは「階段」に

『13階段』(高野和明/講談社)

 ミステリー好きがみな口をそろえて絶賛するのが、高野和明氏が手がけた『13階段』(講談社)。物語は、定年間近の刑務官・南郷正二が仮釈放された服役囚・三上純一に、10年前に起きた殺人事件の再調査を依頼することから始まる。南郷は犯人とされる死刑囚・樹原亮の冤罪を晴らしてほしいと頼む。生活苦だった三上は多額の報酬に惹かれ調査を引き受けるが、その裏には想像を絶するような真実が隠されていた。本作のカギを握るのは、「階段」。死刑執行まで残り3カ月しかない中、三上は真実にたどり着き、樹原の命を救うことができるのだろうか。

■どんでん返しな猟奇的殺人にハラハラ…

『ハサミ男』(殊能将之/…

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宮部みゆき、幻の作品が絵本化! 姿の見えない怪獣・クマーの美しくもせつない物語

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『ヨーレのクマー』(作:宮部みゆき、絵:佐竹美保/KADOKAWA)

 『ブレイブ・ストーリー』や『ソロモンの偽証』などの傑作を生み出し続ける宮部みゆきと、「魔女の宅急便」や「ハウルの動く城」シリーズなど有名ファンタジー作品の装画を数多く手がけてきた佐竹美保が、初タッグを組んだ絵本『ヨーレのクマー』が2016年11月21日(月)に発売された。

 絵本を開いても、しばらくはクマーの姿がみえない。実は、主役のクマーは透明なかいじゅうだからだ。不自然に宙に浮かんだ動物や植物の影、光の反射などで、目には見えないけれど、そこにいることだけがわかる。

 だれにも存在を知られることのないクマーは、それでも大好きなヨーレの町の人々を守るため、悪い怪獣と毎日たたかっている。

 だれに感謝されることもないけれど、命がけ。そんなクマーは、どんな色で、どんなしっぽをもっていて、どんな顔をしているんだろう? そんな想像をめぐらせればめぐらせるほど、物語の後半、その姿が見えてしまったとき、「えっ」と驚くはずだ。  同作は、宮部みゆきのミステリ小説『悲嘆の門』の作中に描かれた絵本…

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宮部みゆきのライフワーク!「三島屋」シリーズ最新作が文庫化

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『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』(角川文庫刊)

「百物語」をご存じだろうか。 集まった人々が順番に怪談を語り、語り終えるごとに蝋燭の火を消してゆく。百話目が語られ、ついに百本目の蝋燭が消された時に、怪異が訪れる……という日本古来の作法である。

このスタイルを物語に大胆に取り入れ、世の怪談ファンをあっと驚かせたのが宮部みゆきの人気時代小説シリーズ「三島屋変調百物語」だ。

江戸は神田の袋物屋・三島屋には、〈変わり百物語〉と呼ばれる風変わりな名物があった。百物語の聞き手を務めるのは、店主の姪にあたる娘のおちかだけ。訪れた客は座敷でおちかと差し向かいになり、それまで胸に秘めてきた怖い話や不思議な話を語っていく。

許婚者を幼なじみの男に殺されるという事件に遭遇し、心に消せない傷を負ったおちかだったが、いくつもの怪談に耳を傾け、運命の不思議さに触れるうち、少しずつ生きる力を取り戻してゆくのだった。

本シリーズはこうした魅力的な枠組みのもと、客たちの語る怪談を一話完結のオムニバス形式で描いたものだ。6月に文庫化されたばかりの『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』(角…

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こんな宮部みゆき読んだことない!10年前の深夜番組『最後の晩餐』が執筆のきっかけに!

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『ここはボツコニアン 1』(宮部みゆき/集英社文庫)

脱力系ファンタジー「ここはボツコニアン」シリーズ文庫版刊行スタート!!

多彩かつ多作で知られる日本を代表するエンターテイメント作家、「宮部みゆき」の名を聞くと、まずどんな作品を思い浮かべるだろうか。

『理由』、『模倣犯』をはじめとする現代ミステリー? 『ブレイブ・ストーリー』や『英雄の書』にみる冒険ファンタジー? 『蒲生邸事件』や『ドリームバスター』のようなSF小説? 昨年、映画公開された『ソロモンの偽証』が記憶に新しい人もいれば、『ぼんくら』や『あかんべえ』を真っ先に思い浮かべる時代小説好きもいるかもしれない。

しかし今回紹介する作品は、「ゲーム女」を自称する宮部さんが「ずうっと書きたかった」という、史上初の“笑える宮部みゆきワールド”が炸裂する物語なのだ。

タイトルはその名も『ここはボツコニアン』。“ボツコニアン”というのは、ボツネタが集まってできた、できそこないの世界のこと。その世界をよりよい世界に創り変えるため、「長靴の戦士」として選ばれた少年ピノと少女ピピが主人公の物語である。

「もしかして…

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こんな宮部みゆき読んだことない!? “ボツネタ”満載な世界を救うファンタジー『ここはボツコニアン1』

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『ここはボツコニアン1』(宮部みゆき/集英社)

宮部みゆきに死角なし。そう断言してしまっても異論はないだろう。

『ソロモンの偽証』などの現代ミステリーの印象が強いが、『あかんべえ』のようなしみじみした時代小説も手がける。とびきり怖いホラー『あやし』を嬉々として発表する一方、『ドリームバスター』のようなSF系も人気が高い。どんなジャンルを手がけてもベストセラー級の傑作に仕立ててしまうその筆力は、まさに当代一のエンタメ職人と呼ぶにふさわしい。

もちろんファンタジーだって手がけている。『ブレイブ・ストーリー』『過ぎ去りし王国の城』など、壮大なイマジネーションで紡がれたファンタジー作品は、ここではない世界を夢見る読者の心をがっちり掴んで離さない。

3月18日に文庫版が刊行されることになった『ここはボツコニアン1』(集英社)もファンタジー系統の作品だ。といっても、単なる異世界ファンタジーではなく、ある異色の試みがなされているのだが……ま、そこは後ほど紹介するとして、簡単にあらすじを紹介しておこう。

ここは異世界にあるモルブディア王国。12歳の誕生日を迎えた少年ピノ…

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「なんて不謹慎な小説!」と宮部みゆきがイチオシ! “復讐”をモットーとする危ない女子高生の痛快青春ミステリー

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『ラメルノエリキサ』(渡辺優/集英社)

 生きるのも死ぬのも、人を殺すのも、つきつめていけば、すべて、「自分のことが好きだから」成し得ることではないか。結局、すべて自己満足。だが、それはどれほど儚く危ういものだろう。自分自身だけがよりどころなんて寂しい気がするからこそ、人はみなそれを巧妙に隠す。自分の欲求など隠して「他がため」と叫ぶのが、世間体。それが当たり前の世の中だからこそ、第28回小説すばる新人賞に選ばれたこの作品には他に類を見ない痛快さがある。

 その小説の名は、渡辺優著『ラメルノエリキサ』(集英社)。すばる文学賞選考委員の宮部みゆき氏が「なんて不謹慎な小説!」と選考会でイチオシしたという痛快青春ミステリーだ。やられたら絶対にやり返す“復讐”をモットーに生きる女子高生が疾走するこの物語は、まるで犯罪者の手記のよう。復讐への誓い。母への歪んだ思いと、姉への思い。そして、自己愛…。主人公は、殺伐とした思いを抱えながら、自分のよりどころを見つけようと必死であがいている。

 女子高生・小峰りなは、幼い頃から、どんなささいな不愉快事でも必ず復讐でケリを…

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冒険小説・ハードボイルド好きの好奇心を満たす、骨太の文学全集『冒険の森へ』

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『法の代行者 (冒険の森へ 傑作小説大全12)』(逢坂剛、大沢在昌:著、編集)/集英社)  集英社創業90周年企画の「冒険の森へ 傑作小説大全」。冒険小説・ハードボイルドを中心に幅広い国内小説を集めた話題の文学全集である。

 11月5日発売の第12巻のタイトルは『法の代行者』だ。全集の編集委員をつとめる大沢在昌、逢坂 剛の両氏に加え、横山秀夫といった作家による傑作警察小説が中心にセレクトされている。

 目玉はやはり大沢、逢坂の人気警察小説シリーズの長編二作だろう。

 まずは大沢在昌『新宿鮫II毒猿』。日本の警察小説史上に輝く刑事ヒーロー“新宿鮫”こと鮫島警部が活躍する第二作であり、シリーズの人気を決定付けた作品だ。

 鮫島警部は国家公務員上級試験に合格したキャリア組でありながら、とある事情から新宿署防犯課に所属する一匹狼の刑事。音もなく近付き、犯罪者に食いつくことから“新宿鮫”と呼ばれ、恐れられていた。その鮫島が第二作で対峙するのは、台湾から潜入したプロの殺し屋「毒猿」だ。驚くべき戦闘能力を持つ「毒猿」を止めるため、鮫島は新宿を駆け巡る。

 刑事と殺し屋…

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現代の闇と光をあぶり出し 今を生きる全ての人にエールを贈る。『ソロモンの偽証』の宮部みゆき最新作『過ぎ去りし王国の城』

現代の闇と光をあぶり出し 今を生きる全ての人にエールを贈る。『ソロモンの偽証』の宮部みゆき最新作『過ぎ去りし王国の城』

 ベストセラー作家・宮部みゆきさんの最新作『過ぎ去りし王国の城』が発売された。『怪』に8回にわたって連載された冒険ファンタジーで、この春映画化された長編ミステリー『ソロモンの偽証』同様、主人公は中学生。スクールカーストやネグレクトなど、現在、思春期の少年少女たちの多くが直面している問題を扱い、厳しい現実に翻弄されながらも、必死に生きようとする人々を描いている。

 

 カバーデザインも印象的だ。人気のない教室。ひややかささえ感じられる黒板に、細部まで丁寧にチョークで描かれた古城のイラスト――。あまり幸せとはいえない学生生活を送っていた、主人公の真や珠美は、偶然拾った古城のデッサンの中を冒険するうちに、他人との絆や強さを手に入れ、現実と向き合って生きていく覚悟を決める。「教室の黒板に描かれた絵」はまさに、本作の世界観を端的に表しているといえるだろう。  なお、イラストを描いたのは、「黒板アート」で一躍時の人となったれなれなさんだ。

れなれな●黒板に描いた『アナと雪の女王』の絵があまりにも凄いとSNSで話題になり、テレビ番組『月曜から夜ふかし』にて…

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