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死仮面 (角川文庫)

死仮面 (角川文庫)

死仮面 (角川文庫)

作家
横溝正史
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-05-24
ISBN
9784041126141
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ジャンル

死仮面 (角川文庫) / 感想・レビュー

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おぬち

表題作「死仮面」と「上海氏の蒐集品(コレクション)」の2作品が収録されています。死仮面は読みやすく面白い。賢い女の子が大好きです。金田一耕助ってほんと抜けている名探偵感が最高。もう一つのほうは耕助出てきませんが、えええ、そういう終わりなのねという感じ。よく練られた短編と思います。

2022/12/31

coco夏ko10角

『死仮面』金田一耕助シリーズ。八つ墓村事件を解決した金田一は岡山県警でデスマスクの話を聞き、東京に戻ると依頼人がデスマスクにまるわる相談を…。澄子が賢くていい子だ。死仮面小道具が効いていて女子学園でのドタバタ面白かった。 『上海氏の蒐集品』事件もラストも、そうか…。

2022/12/06

MATHILDA&LEON

愛してやまない金田一耕助シリーズと他一作品が収録されている本作。金田一耕助登場『死仮面』ではある全寮制の女子校が舞台となっているのだが、奇妙でおぞましい事件であり、衝撃度はなかなかのもの。また『上海氏の蒐集品』では変わりゆく現代(風景)の哀愁と、人々の残酷な運命が実に痛々しく、短編とは思えないほどのインパクトだった。

2023/03/10

nishiyan

表題作と『上海氏の蒐集品』が収録。『死仮面』は『八つ墓村』事件解決後、磯川警部を訪問した金田一耕助が不気味な死仮面にまつわる話を聞いたことから奇妙な殺人事件に挑む内容。異父姉妹の微妙な関係性を軸に男女の色と欲が交差するのは金田一ものらしい。事件の果てに残された者たちはどう生きるのか気になった。『上海氏の蒐集品』は記憶喪失の画家・上海氏が母と確執がある娘と知り合い、交流するのだが四年が経ち、母娘は共に愛するものを持つようになり…という内容。金田一は未登場。殺人事件に巻き込まれた上海氏の悲惨さは後味が悪い。

2023/03/02

ユナ

読了。解説を読んで。そうだったのか。まったくわからなかった。もし欠落している部分が見つかって刊行されたら購入したい。死仮面は手記から始まる。岡山のマーケットよりデスマスクが東京に送り付けられる。送り主は学校を経営する著名な女性教育者。そして現れる謎の男。これはこれで面白いけど、上海氏も蒐集品がこれまたいい。最後の何とも言えない余韻がいい味を出してる。

2024/02/25

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